着こなすより難しい、着崩すについて
きものをきちんと着こなす、ということは、着たことがない人からすると、とてもハードルが高いことだと思います。
普段自分で着るけど、フォーマルでは、プロに任せる、という人もけっこういます。
ところが、じつは、一度覚えてしまうと、今度は着崩すことの方が難しい気がしています。
こうでなくちゃダメ!と思っているわけではないのですが、ついついそうなってしまう、というか、崩せない。
自由にきものを楽しんでおられる方を見ると羨ましくなる。
なんか、不自由だ、今のわたし。
それで、ネットで検索してみた。着崩すという言葉を。
そしたら、スーツ(男性の)の着こなしについて、いろいろ出てきたよ。
スーツのお洒落な着崩しをする方法、は、①ジャケット②パンツ③シャツ④ネクタイ⑤革靴この5つのうち、いくつかをチェンジすること、、、らしい。
例えば、ジャケットとパンツの色を変えてみる。シャツの代わりに、Tシャツやタートルネックを着る。ネクタイはしないで、ボタンをはずす、衿を立てる。革靴の代わりにスニーカーを履く。帽子をかぶる。リュックを持つ。
ちょいまて。
なんか似てるやん?きものの、和洋折衷の着こなしに。
帯の代わりにサッシュベルト、帯締めの代わりに細いベルト、長襦袢の代わりにタートルネック、草履の代わりにブーツ、帽子をかぶる?リュックやポシェットを持つ?
前から気になっていたんだ。和洋折衷の着こなしに帽子をかぶる人が多いことを。
男性のスーツのお洒落な着崩しに大切なことは、清潔感と自分サイズであるらしい。
きものとおんなじだね
確かにお洒落の基本は清潔感。
着崩し=ダラシないではあきまへん。
きもののことをフリーサイズと勘違いしている人がいるけど、マイサイズのきものほど着心地の良いものはない
着こなす力も着崩すチカラも、全ては着慣れるということで、じつは自分のものにすることだったんだね。
※今回、オーダースーツHANABISHIさん、SADAさんのHPを参考にさせていただきました。