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絶滅危惧種③ 雨ゴート

雨の降る日にきものを着ようなんて、相当コアなファンですよね。

きものを着ようと思ってたけど、雨の予報だからやめといた。

こんな人が多いから、雨ゴートはすっかり廃れてしまいました。

既成の、よくある二部式の簡易雨ゴートのことではなくて、防水加工した糸で織られた雨ゴート用の生地というのが以前は作られていたんです。対丈できものの裾まですっぽりと被せるタイプのやつ。衿元は道行衿のものが多いかな?防寒着にも使えます。

蛇目傘をさして、雨ゴート着て、二枚歯の下駄に雨カバーをつけて、、、カッコいいやんー!

この雨ゴート用の生地は、光沢があって、織り出された柄もポップで楽しいものが多かったのですが。

この生地は、一年中着れますが、さすがに盛夏は暑い。それで、私は春から夏用に、紋紗の生地で対丈のきもの衿コートを作って、撥水加工をして、塵よけ&雨ゴートにしています。

現在では、お召に撥水加工をしてコートにしたり、雨に強い大島や、化繊の生地を使ったりすることが多いようです。



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