リアルとアンリアルの塩梅を如何に上手く合わせるかが想像力

前回は表現の説得力について書きました。


基本的に体験した事というの表現を
するうえで強い武器です。



何故なら体験したという自信
溢れるので必然と文体に説得力が乗るからです。


しかしよくミスをしがちなのは
リアルに体験した事がある故、
リアル過ぎる説明で他でつまずく場合です。



リアルを追求した結果、
作者が「こういう展開にはならんだろ」と
思ってしまう事です。




例えば催眠系の作品を書く際、

こんな短いプロセスで人に催眠を掛けるなんて 無理だと思い、徹底的にプロセスを
書くとしたらそれは小説というよりかは
催眠の技法書になってしまいます。


物語を書く上で何を表現したいのか
第一に考えらならば催眠によって
これからどんな目に合うのだろうかという
読み手を考えないといけません。



官能なら尚更エロを重点に置く必要があります。


読者は催眠の解説をして欲しいのでは無く、
催眠でエロい目に合うヒロインを
みたいわけなので。



かと言ってもちろんプロセスを端折るのも
説得力に欠けてしまうのでここは
良い塩梅を模索する必要がありますね。


リアル過ぎなくても良いのです。



ご都合主義を取り入れても
表現は自由なのですから!


リアルの中のアンリアルを、
読者はロマンを求めているのです。

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