フィクションに完全平坦な日常は必要無く、僅かでもアンリアルを入れるのが醍醐味


読書や視聴者に限らず、
人はどこか非日常に情景の念
持っているものです。


日常に充実を得ても
やはり今と異なる日常というのは
やはりワクワクするものです。



なので創作物に関して
リアルにより過ぎるというのは
何処か退屈な事でもあるわけです。


これは別にリアルを
否定しているわけではありません。




例えば主観における異様な価値観だったり、
何処か現実とズレた内心を書き表すと
次にどういう事するのだろうと
興味が出てきますよね?


こういう異質化めいたものは
結構話しのスパイスです。



前に書いた凄みに通ずるものがあります。


一方で、設定としての異質化も
次に来るワクワクを呼び込みます。



異質化というと分かりにくいかもですが、
要は日常の中に起きる非日常的な事です。


フィクションですから
突然主人公が人を殺したりしたりしても
非日常的です。



でも当然最低限の過程を描かないと
読者はおいてけぼりをくらいます。 


ただ、その表現もアリではあるのです。



これはまた別の機会に。




典型的ですが、”突然空から美少女が降ってきた“となれば非日常的ですよね?



ただ、飛行機から落っこちて来たなら
事故という現実になってしまいますが、
これを“空に亀裂が走りその裂け目から
美少女が落っこちて来た
“なら実に異質的です。


こういう異質化──非日常というのは
読み手に次は何が起こるのだろうかと
ワクワクさせるものです。



人間、誰にだって非日常的な刺激というのは
心の奥底で願っているものですから!



いいなと思ったら応援しよう!