キャラクターの色気について(前編)
皆さんエロい小説は好きですか?
私は好きです!
さて、官能であってもそうでなくても
小説で大事な役目を果たすのは
キャラクターですね。
キャラクターが魅せる色気というのを
考えるのは読者にとっても大事な要素です。
さて、では色気ってなんでしょうか?
一般的には性的な事を彷彿させると思います。
まぁ、官能なわけですから
大事ではありますね。(笑)
でもただエロいだけでは
色気というのは皆無なのです。
よく考えてみてください。
エロい事してと言って、
エロい事しても盛り上がりに欠けますよね?
ここで色気というのが
入ってくるとエロスに味が出てきます。
色気とは・・と尋ねらた時、
的確な言葉は中々見つからないが、
一つの例として死に結びつく事があります。
例えば少し前に流行った
【くっ殺の女騎士】なんかは色気の塊でしょう。
「くっ、殺せ」という文面を
見ても死にたがりには見えないですよね?
むしろ死んだってお前達の思い通りに
ならないという信念を感じる事が出来ます。
そんな事言われたら
尚更堕としたくなるというものですね。(笑)
要は色気というものの一つの例は
死に裏付けされた信念めいたものでも
あるわけです。
死に物狂いという言葉がある通り、
死が迫った時程、人の本質が出てくるものです。
もちろん死は生物だって怖いのだから
【くっ殺の女騎士】みたく
気高くいられる人も少ないです。
では死が迫る中、
不安や恐怖に惨めにもがく人に
色気が無いかと言えばそんな事ありません。
生きたいから必死にあがく
というのも一つの色気です。
そこには嘘が無く、
自分の全てと向き合っているから
人間らしくてカッコいいのです。