登場人物が動く要因は接した人達と想像力
小説には何人登場人物をいれますか?
プロットの段階で、ある程度決める事ですが、
しかし登場人物の性格や性質というのは
書いてる最中に閃く事があります。
というのも登場人物に命を吹き込むのは
作者の役目ですが、実はストーリーによって
命が吹き込まれる場合もあるからです。
物語というのは面白いもので、
物語を進めれば当然物語内も
時間が経過していきます。
そうすると登場人物達も成長していくのです。
もちろん書くのは作者なのですが、
時には登場人物達が勝手に作者の枠を越えて
成長したり、動いたりするわけです。
書く側の閃きに捉えられますが、
そうなる要因は人との接した時間である場合が
多いです。
要はモデルとなっている人物の
人間臭さが反映されているわけです。
ただ、これだけだとリアリティだけで
物語を動かす為の要因にはちと足りない。
そこでもう一つ大事なのが想像力。
物語を作る為の核を登場人物に
持たせる事によって迫力や色気等様々な
力を持たせ、物語を引っ張っていってくれる
わけです。
まぁ、書くのは作者なわけですが。(笑)
でも書いてる内に想像が想像を生んでいき、
不思議と登場人物達が文面の中を好きに
生き生きと動いていると錯覚する事もある。
これはある種の連想ゲームです。
想像した次の想像と重ねていく事によって
物語が構築される。
一枚の絵画から次にどうなるのかを
想像するのと同じなわけです。
絵画は静止してますが、
そこから想像を含ませれば
絵画は動きだすも同然。
ちなみにタロット占いも同じです。
そうやって想像で膨らませた人物達が
作者の意図通を通り越して動くのは
必然と言えるでしょうね。