女の清い部分と穢れた部分を見つめてこそ本当の愛欲

アブノーマルシチュエーションに傾倒する
私の小説の根底部分にあるのは女の欲深さです。



これは常々意識しています。


欲に乱れる女性って怖いですよね?



そしてそれが可愛いです。


矛盾しているようですが、
本来女性というのは可愛さの奥に膨大な欲
隠し持っているのです。



と言うのもの前回書いた陰陽説から女とは
陰の性質で男とは陽の性質です。


陰とは根っこの暗い部分、夜や月を表します。



深い闇が広がるから光である陽が栄えるのです。


女が男を立てるという本質的な
意味はここにあり、女に導かれてこそ
男は強くなれるわけです。



何せいくら肉体の強い男だからといっても
女から産まれて母乳を飲んで育つわけですから。


そりゃ男に勝ち目ないですわ。



それだけの深い深い愛憎を元から
持っているのです。




神話に聞く地母神や母性の女神がいるから
男は活力がみなぎる。



でも当然それに反動して裏の顔は男なんかと
比べようも無い程の欲と執念を持つ。


それだけの忍耐力を持っているわけです。



昔から伝わる女性の執念深さは
例えば妖怪や怪談にも語り継がれてますね。


古典落語や歌舞伎の演目でもしばし見かけます。



それだけ昔から周知の事実なのです。


仏教でも女は鬼とも扱われますが、
それは同時に言えば愛欲の試練でもあります。



人間は清い部分と穢れた部分を
同一に持ってこその存在です。


だいたいの人が始めは
女の清い部分にしか目に行かない。



しかし少し時が経つにつれて
穢れた部分も知る事になる。


問題はそこで逃げ出すか、
まるごと愛する器の広さを見せるかです。



大抵は伝承に習って
逃げ出す男が多いですが。(笑)


でも真理を一つ言うなら
愛とは欲意外の何物でもないという事。



そして人は欲があるから
生きる事が出来るのです。


欲は否定しても良いですが、
最後の最後は認めなくちゃ
いけないという事です。



だから私の小説に出てくる女性は
自分でも知らなかった欲に実に淫らに
なっていく事が多い。


というかそう書いてます。(笑)


何せそれが綺麗で美しいと感じるからです。



女は可愛いが恐ろしい。


だからこそ綺麗で美しいのです。

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