『Blue’s Moods』ブルー ミッチェル 僕の洋楽愛聴盤Vol.8
ブルー ミッチェル
愛聴盤シリーズでは初のジャズアルバムとなります。ブルーミッチェル Blue’s Mooods
正直、世間的な知名度は分かりません(笑)
恐らくめっちゃメジャーです(笑)
僕のJazz歴がロック程は長くないので。
でも、Jazzに興味がある人がいて、「何から聴いたらいいかな?」と聞かれたら、このアルバムと答えると思います。
初心者に優しい名盤
他にもJazzの名盤がたくさんあるのは百も承知です。では、なぜこのアルバムなのか。
答えは「シンプル」だからです。
世間のJazzイメージをそのままトレースしてるようにも思えますし、各楽器に見せ場があり、ゆったりと聴けるという意味で、最もクラシックなJazzらしいアルバムかなと思っています。
ブルーミッチェルはトランペッターなので、もちろんトランペット中心のアルバムではあるのですが、ピアノ、ベース、ドラムのそれぞれソロの見せ場を与えている点で、ある意味凄く「わかりやすい」のです。曲も聴きやすいものが多い。
ピアノに僕の大好きなウェインショーターが参加しているのも嬉しいです。Jazzってお互いのアルバムに参加し合うものが多いんですよね。
こういうフラットな関係性も魅力です。
ロックバンドではなかなか考えられない事です。
アドリブこそJazz
あと、Jazzはアドリブの世界です。ライブでアルバムと全く同じ音で再現、なんて期待するのは野暮というものです。その瞬間に舞い降りた音が全てなのです。
実は僕はJazzピアノを習っています。「譜面からはみ出していい」「メンバーと合わせられる最低限のコードやリズムを守っていたら、自由にやっていいんですよ」と先生に言われた時、自分がやりたい音楽はこれだ!と思いました。
つまり、自分の解釈こそが大切で、コピーをしても意味が無い。もちろん、ベースとなるゴード進行は大切なのですが、「2度と同じものは弾けない」、「その瞬間、たまたま生まれた名演」という所に最大の魅力があります。
このアルバムには、I’ll Close My Eyes
通称アイクロが収録されています。これはJazzの必須スタンダードナンバー。ロックなら、Livin’ on a Prayerぐらいのものでしょうか😆(偏見)
Jazz何となく興味はあるけど、何から聴いたらいいかな?と思っておられる方に、是非お勧めしたいアルバムです。
夜、お酒でも傾け🥃ながらのんびり聴いてみてください(^^)