2024.8北欧旅行記 11 8日目 ストックホルムからヘルシンキ空港経由、成田へ
8/13 今日も6時前に起きる。飛行機はストックホルム13:30発なので、もう少しの間楽しめる。
昨夜、ホテルのスタッフと話して改めて、観光してなさ過ぎでは?水の都をもっと見た方が良いのでは?という気になり、ガイドブックをパラパラ。無理なく行けそうなところを探す。で、ホテルから歩いて10分くらいの市庁舎へ。
中央駅側の本土と、市庁舎のあるクングスホルメン島の間が水路になっていて、水路沿いに木が植った遊歩道がある。ランニングしてる人たちとすれ違う。こんな中心地に気持ちの良いジョギングコースがあって良いですね。
今日も空は真っ青。遊歩道の先にほどなく、レンガ造りの大きな市庁舎が見えてくる。塔に登ってみたい所だけれど朝早くて開いてない。中庭入れないかなー、と辺りをぐるぐるしてみるも、やはり鎖がかかっていて入れず、水辺の遊歩道から、ザ・水の都な写真を撮っておく。対岸に見えるのはガムラスタンだな。無事、水の都観光しました(ちょっと短いけど)。
遊歩道を通って中央駅に戻る。この旅最後の目的地、パン屋を目指して地下鉄でSt Eriksplan駅へ。開店8時からなのに、7時前に着いてしまう…。まずはパン屋さんLillebrorsbageriの場所確認。この辺は観光地から少し離れていて、地元の人が住む街、という感じ。人でゴミゴミしてなくて落ち着いている。大通りを曲がると遊歩道になっていて、カフェなどお店が連なる。5分くらい歩くと、パンの焼けるいい匂いがして来た!匂いからして美味しそう。あった、パン屋さん。ちょっとレトロな建物の1階、お店の前は植栽や木のベンチがあり、おしゃれで可愛い。パンを焼いてるスタッフ達が見える。
開店まで、大通りの反対側にあるヴァーサ公園に行ってみる。
とても大きな公園で、起伏のある木の生えたエリアを抜けると芝生のグラウンド。平日の朝なので人はちらほら。犬の散歩してたり、ボール蹴ってたり、地元の人のための公園という感じ。
グラウンド横のベンチでしばらくメールチェックなどする。天気が良く気持ち良くて、メールチェックも清々しい。
公園沿いを歩いてパン屋へ戻る。まだ開店まで少しあるので、遊歩道のベンチに座ってしばしLINEを…はっと顔を上げたら既に店の前に5人くらい並んでいた…1時間前に来てたのに。まあ、すぐ入れたけど。
お店の棚には焼きたてのパンがずらり。空港でも食べられる、日本にも持ち帰れる、と踏んで、クロワッサン、シナモンロール、キャラメルが巻き込んであるサクサクしたデニッシュ、ふわふわの食事パン、ラズベリージャムが乗ったほろほろのクッキー、ナッツが入った袋入りクッキーを購入。遊歩道のベンチで早速、クロワッサンを齧ってみる。美味しい!デニッシュもさっくさく。ここのパン、ストックホルムで一番美味しかった。今まで酸味のあるパンが多かったけれど、ここのパンはバターの風味がしてさっくり、ふんわり。日本人も好きな味だと思う。
最後にここを組み込んで良かった。ホクホクと、24時間チケットが切れないうちに地下鉄でホテルに戻る。
トーンパートナーホテル クングスブロン、部屋の様子に気持ちが下がっていたので、朝ご飯はパスしてたのだけれど、最後なので行ってみる。
意外と朝食会場は広々明るく、おしゃれ。席には人がいっぱい。ブッフェには何種類ものパン、野菜、果物、チーズ、焼き菓子など盛りだくさん。なんだ、めっちゃ充実してるではないですか。ジンジャーショット(ジンジャーシロップみたいなもの)とか、パテとか、ファラフェルとか、ちょっと変わったものもある。毎日来れば良かったよ〜カフェに行ってる場合じゃなかったわ。
あれこれ少しずつ取って(さっきパン食べたけど)、ゆっくり頂く。どれも美味しかった。朝ご飯は、ヘルシンキのホリデイインよりこちらのが美味しかったな。
部屋に戻って荷造り。割れ物は手荷物に。迷った末ジップロックコンテナーは持って来なかったので、シナモンロールはイッタラの硬めのショップバックを2個組み合わせてガード。
『スーツケースレンタル屋さん』で、サムソナイト_Lサイズ 94L( 9泊10日¥ 6,400)を借りたのだけど、帰りも四分の一くらい空いていた。もう一つ小さいサイズでも行けたかも。
チェックアウトして中央駅へ。着いた時はぐるぐるしてしまったけれど、kungsbron通り沿いのエレベーターを降りたら、直でアーランダエクスプレスのホームに出て、予定より一本前に乗れてしまう。チケットは往復買っておいたので、回って来た車掌さんにスマホで表示してピッとしてもらうだけ。アーランダエクスプレスは成田エクスプレスに似ていて、広い座席で快適。しかも空いていた。ちょっと高いけど。
20分くらいで、あっという間に空港に。出発はターミナル2からだけれど、免税手続きはターミナル5でしかできない、と地球の歩き方で予習していたので、ターミナル5へ。アーランダエクスプレスのホームを出てエスカレーターを上がり出発フロアに出ると、左手にすぐグローバルブルーのカウンターがあった。ネットで『30分以上待ったけど、行列が全然進まず免税を諦めた』という書き込みがあり、不安で空港に1時間半前には着いていたのだけど、カウンターには一組しかお客さんがおらず、スタッフは3人いたのですぐ対応してもらえた。時間帯に寄るのかしら?
対応してくれたのは、アジア系の若いすごく親切な女の子。ストックホルムで買った分をサクサク処理してくれて、フィンランドで買った分は、1階下の税関でスタンプもらってから戻って来てね、と教えてくれる。エスカレーターで1階下へ戻ると、壁際に税関窓口がある。窓口には人はおらず、カウンターの受話器を取ると、奥から税関職員が出て来てくれる。にこやかなグローバルブルーのお姉さんと違い、体温低めな感じのお兄さんで少し緊張する。スタンプ貰えますか、と聞くと『maybe』と静かに言われる。なんだか役所の方って、万国共通?に独特な雰囲気ありますね。ゴソゴソ品物を出そうとすると、あー、いい、いいという感じで無事スタンプを押してくれた。ほっとしてサンキウ〜と言うとひっそりとにっこりしてくれました。
グローバルブルーのカウンターに戻り先ほどのお姉さんにサクサク処理してもらう。プラネットの分は、プラネットのカウンターに行ってねと、また親切に場所を教えてくれる。同じフロアのプラネットのカウンターへ。イッタラだけはプラネットの取り扱いだったので、こちらで処理してもらう。
無事に、あっさり全て終了。どこでも品物提示は求められなかった。
アーランダエクスプレスでターミナル2へ。ターミナル間は無料で乗れます。
ターミナル2は5に比べて随分小さい。セキュリティチェックの手前はキオスクみたいな売店があるくらい。
カウンターで荷物を預けてチェックイン。機内にトートバッグ、エコバッグ、ヒンメリの入った箱を持ち込もうと思っていたのだけど、はたと荷物の数って制限あるんだっけ?と不安になりカウンターのお姉さんに『これ全部持って入れる?』と聞いてみる。お姉さん箱に目を止め、『中身なに?』『ヒンメリ』『?』『藁でできたオーナメント』『オーナメント?液体じゃなきゃ大丈夫』と。ヒンメリってそんなに一般的な物でもないのかしら…。日本でも、みんなが吊るし雛に興味ある訳じゃないもんね。
セキュリティチェック手前で便名の表示を探していると、ちょっと強面のおじさん職員がフィンエアーはここでいいよ、と声を掛けてくれる。皆さん親切です。
搭乗ゲート前に辿り着き、カフェでブルーベリーティーを飲みつつ、朝買ったパンで昼食とする。
食べ終わってゲート前のベンチで搭乗開始を待っていたら、猛烈に眠くなってくる。全ての予定をやり遂げた、あとは帰りの便に乗るだけだという解放感と(遊んでただけだけど)、もうスリに会う可能性は低かろうという安心感と(治安とても良かったんだけど)。
フィンランドまでは1時間、あっという間にヘルシンキ ヴァンター空港到着。到着ゲートから、日本への出発ゲートは結構離れていて、しかも出国審査は並んでいて10分くらい待ったので、早く移動した方が良いです。
数日ぶりのヘルシンキ、なんだか懐かしい。
日本への出発ゲートのゾーンにも、イッタラ、マリメッコ、ムーミンショップの御三家に、免税カウンターもしっかりあって、日本の皆さんが買い物納めに勤しんでいる。マリメッコは行列ができていた。
ムーミン一家の大きいフィギュアのあるムーミンカフェや天井からヒンメリのぶら下がった北欧雑貨の店も。木でできたお家の形の展示スペースにはアーリッカのトントゥやクリスマスオーナメントが飾ってあったり。空港自体が楽しい。ベンチなどのデザインも素敵。さすがデザインの国です。
乗り換え時間は2時間あったけれど、あっという間に搭乗時間に。ゲート前は日本人がいっぱい。北欧、大人気。
帰りの便には車体にムーミンとフローレンス。きゅーん。絶対写真撮っちゃうよね。
席は中央ブロックの端。隣は物腰柔らかなアラブ系?の男性二人組。にっこりしてくれる。とても仲良しで多分カップルだと思う。日本へ旅行かしら。
行きの続きでビフォアサンセットを見る。とても素敵な話。終わり方も良い。ジュリーデルピーって、本当に素敵ですね。ジュリーデルピーの劇中の部屋もシェイクスピア&カンパニー、カフェなどパリの街も素敵。うっとり。
お隣の二人、翔んで埼玉2を見てめちゃくちゃ受けている。で、見てみた。面白かった。でも埼玉自虐ネタとか、飛び太とか分かったかな…日本の映画で楽しんでもらえて何よりです。
南回りで成田へ…。