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じゃんけんという名のギャンブル

みなさんじゃんけんしてますか?

日曜の夜にオバさんに一方的に仕掛けられて高笑いされるやつです


ルールも簡単で物心ついた時から
様々なモノを賭けて勝負させられます
給食のデザート、場所決め、飯の奢りetc


もはやギャンブル


でも、運ゲーじゃん!

と思ったあなた?

だからあなたは負け組なんです


最も多くの人がルールを知っていて
最も多くの人がプレイする
平等なゲームなゲームと思われています


しかし、強い人、弱い人は存在する完全な運ゲーではありません

私は子供の頃からジャンケンにいかに勝てるか
よく観察をしていました。
それで見つけた傾向について話していきたいと思う。


では、少しずつジャンケンを紐解いていきます
(1対1前提)


まず、日本では大半の場合
最初はグー
から始まります。かけ声のように

ちなみにこれは志村けんが始めたそう。
(これのせいで駆け引き要素がより生まれているように思う。)


そして各々が3種類の手から選びます


ここで質問です。

あなたは本当に1/3の割合で
グー、チョキ、パー
を出せていますか?


選ぶのは人間なので選択にやはり思考が入ってしまいます。
自覚出来ていないと思いますが、1/3の割合で出せていない人がほとんどだと思います。


人間は同じ手が続くと別の手を出したくなります。
コインの裏が3連続で出れば
次は表だと思うように

じゃんけんで置き換えるとグーが3連続あいこで続いたとして、次に相手はグー以外を出すとしたらチョキを出せば負けはないのだ。
しかし、もう一度グーを出されると負けてしまう。ここに駆け引きが存在する、立派なゲームだ。
相手は機械ではない、人間なのだ。


少し脱線するが

小学生の頃、
周りには最初はグーの後
チョキを出す子が多かった
特にグー、チョキ、パーの順で出す子も多かった。


同級生にずーーっと、その順番で出す子がいた。あいこになった時は自分はもう一度同じ手を出せば必ず勝てた。

連続でじゃんけんをすると、さすがに初手はバラけてくるのだが、日が空いた1発目は必ずチョキだ。


その子は転校したので最後の日に癖を教えてあげた。小学生ながら罪悪感があったのだろう、今思うとただの偽善者である。

自分はその子から搾取していたのに。
謂わばカモだったのだ。もう物理的にこれ以上カモれないから君はカモだったと教えてあげたのだ。


小学生時代から比べると周りの同年代のじゃんけんはレベルが上がっていると思う。
やはり何百回と繰り返すと誰しも多少は考えるのだ。無意識にグーチョキパーの順番で出す人は減った。

初手は最初はグーから始まったとしても
ランダムに1/3で出てる気がする。
しかし、パーは数%少ない気もする。

気持ちが入ってる人はグーが出やすいらしい。
脱力気味な人はパーが多い。
チョキは手の形が他に比べて少し複雑で無意識には出しづらいetc


連続でじゃんけんする時、あいこになった時
に関してはかなり対策が出来ると思う。


またその人のレベルに合わせることも大事である。


連続でじゃんけんする時、あいこになった時の法則は前述した
同じ手を続けることを無意識に避けてしまう
である。


3回同じ手を出すことも1/9でありえるのだ。(グー、チョキ、パー問わず)
1/27じゃないの?と思った奴はバカだ。
バカの為にこの説明はしない。


仮に相手が同じ手を出すのをほんの少しでも無意識に嫌う傾向があれば
それはこちらの期待値に繋がる。


逆にこのことに気づいてる人は
グーの後にチョキを出す人が多い。
そういう人には同じ手を出せばよい。
相手のレベルに合わせるとはこういうことだ。

これらのことを踏まえると実際に1/3で均等に手を出せてる人はいないだろう。
機械であれば完全に1/3で手を出してくる。
対策の余地無し。
おそらく、同じ人と10000回じゃんけんをすると癖がわかってきたり均等に勝率50%にならないと思う。


ここまで1対1のじゃんけんについて話してきたが、複数人のじゃんけんについて話す。


実際によくありそうな状況で解説します

あなたは友達のA君と2人で食事をしている。
遅れてもう1人の友達B君が合流した。

そこであなたはじゃんけんで支払いを決めようと提案する。
ここで一つ期待値を上げる方法がある。



それは事前に話し合って

A君と必ず同じ手を出す

これをするだけで得することができる。
頭の良い人はこれだけでわかるかもしれないが
数弱のあなたに解説しよう。

仮に支払いが3人で3000円だったとしよう
A君と同じ手を出し続けると
B君は負ける確率は50%だ。
逆に自分とA君は25%ずつの確率で支払いをすることになる。

本来1/3の確率で支払うことになるので
33%でないとおかしいのだが事前に打ち合わせすることで負ける確率が33%から25%になる。
期待値で言えば-1000円なのだが-750円
つまり、25%OFFで食事ができる。
これは組む人数が多ければ多いほど効果が増える。ちなみに10人でやると半分ほどになる。

学生時代にジュースでこれをしたことがあるのだが
罪悪感で2回で辞めた。


もし自分が遅れて合流した側で支払いなどでこういう展開になった時は他のメンバーが同じ手じゃないか確認した方がよい。
相手が2人なら1/3で同じになるが、
複数人いて同じ手ならそいつらとは距離を置いた方がいいだろう。

数字に疎い奴は常に搾取されるのだ。


ゲームやスポーツに置いても、噛み砕けばじゃんけんのように3つの手の中から選び、駆け引きされるモノはたくさんある。

ただし、そういったモノは運ゲーとは言われないだろう。

ということは、じゃんけんも完全な運ゲーではないのだろうネ



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