アレルギーとは?
今現在、「国民の3人に1人」レベルの'国民病'がアレルギーです。
一口にアレルギーと言いましても、障がい特性同様「人それぞれ」です。
それのみならず、「見た目での判断(第一印象)が分からない」という厄介さもあります。
ほとんどは乳幼児期のような幼い頃に発症することが多く、人によっては周りの環境や成長過程でアレルギー対象物が変異したり、大人になっても長引くこともあります。また、複数のアレルギー対象物を抱えることもあります。
【食物アレルギー】
「アレルギー」と聞いてまず思い浮かぶのがこれです。
食物の成分などによりアレルギー反応を起こすものです。
・卵→卵黄や卵白に含まれるたんぱく質などに反応することが多いです。いわゆる「生ワクチン」による予防注射の場合、卵を原料としていることが多いためお医者さんなどとよく相談をお願いします。
・乳(ミルク)→特に、牛乳に含まれるたんぱく質などに反応することが多いです。粉ミルクでも成分によっては要注意です。
・粉(小麦粉)→グルテンというたんぱく質に反応することが多いです。お菓子や麺類、パン類なども要注意です。
・そば→そばの実などに含まれるたんぱく質に反応することが多いです。また、そばの花から生成されたはちみつも要注意です。
・米→米に含まれるでんぷん質などに反応することが多いです。
・甲殻類(エビ、カニなど)→身や殻に含まれる繊維質やたんぱく質などに反応することが多いです。出汁として提供されているものもありますので、要注意です。
・アニサキス(魚介類)→寄生虫、アニサキスによる'後遺症'としてアレルギー反応が残ります。生魚はもちろん、加熱済みのもの、そして出汁として提供されているものもありますので、要注意です。
・豆類(大豆、ピーナッツなど)→豆類に含まれるたんぱく質などに反応することが多いです。加工品である豆腐やみそ、しょう油にも要注意です。
・ナッツ類(アーモンド、くるみなど)→ナッツ類に含まれる油分などに反応することが多いです。
・肉類→主にたんぱく質などに反応することが多いです。
・果物→果物に含まれる繊維質やビタミンで反応することが多いです。生はもちろん、ジャムなどの加工品も要注意です。
・ごま→ごまに含まれるセサミンなどに反応することが多いです。
・きのこ→きのこに含まれる繊維質やたんぱく質などに反応することが多いです。特に、野生のきのこは成分が不明なことも多く要注意です。
・ゼラチン→ゼラチンに含まれるコラーゲンに反応することが多いです。
【金属アレルギー】
主に思春期以降の若者に多いアレルギーです。特に、ピアスの場合「耳たぶに穴を開ける」必要があることからそれが原因という可能性が多いです。主に、チタン類で反応することが多いです。アクセサリーはもちろん、予防注射などの注射針、はり治療用の針、縫い針など要注意です。
【アルコールアレルギー】
酒類などのアルコールに反応することが多いです。飲料としての酒類はもちろん、消毒用アルコールなど要注意です。
【花粉症(植物アレルギー)】
こちらもポピュラーなアレルギーです。こちらは、鼻炎や涙腺崩壊、ものもらいなどを引き起こします。
・杉(すぎ)花粉→「春の花粉症」としておなじみです。
・檜(ひのき)花粉→こちらも「春の花粉症」としておなじみです。
・白樺(しらかば)花粉→こちらも「春の花粉症」としておなじみです。主に、北海道などの冷帯地域にお住まいの方が多いです。
・稲花粉→主に「田植え」の時期(4~6月)と「稲刈り」の時期(8~10月)に多いです。また、稲花粉症から「米アレルギー」へ変異することもあります。
・ぶたくさ花粉→雑草系の花粉症で、「秋の花粉症」の一つです。
・よもぎ花粉→雑草系の花粉症で、「秋の花粉症」の一つです。
特に「秋の花粉症」については天気予報で予報しないことが多いので、特に注意が必要です。
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