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発達障がいとは?

 改めてですが、「発達障がいとは何ぞや?」についてお話します。

 2000年代に「発達障害者支援法」が成立、施行されて久しいですが、法律の定義では、「『脳機能の障害』で、主に子どもによく見られる特性」と定められています。

 そして、あくまで「生まれつき脳機能の発達が通常と異なっていたり、偏りがあったりする状態があることが原因」と医療、教育、福祉ではそう定められています。

 「ちょっと待って!! それは知的障がいも同じでしょう?」何て思う人もいると思います。

 確かに、中には知的障がいも含んだ当事者や子どもがいるのも事実です。

 日本の障がい者手帳も「身体」、「知的(療育など)」、「精神保健」の3種類しかありませんので、見た目ではわからない脳みそ関連の障がいや特徴は「知的(療育など)」、「精神保健」のどちらかにふるい分けられることが多いです。

 しかし、知的障がいの場合はあくまで「全ての脳機能発達が通常と異なる」という特徴なのに対し、発達障がいの場合は「偏りがある(全体的な知的な遅れはない)」というのが特徴です。

 現に私も、小中高と普通学校卒、一浪はしたものの都内の私立短大を卒業できました。中には、逆にIQ100をも超えた「ギフテッド」と呼ばれる方もいらっしゃいます。

 大まかに分類されると、3つに分かれますが、最近の研究で「広い意味での発達障がい」が存在することも分かりました。拡散をお願いします。

自閉スペクトラム症(ASD)(会話が苦手、こだわりが強い、感覚過敏があるなど)

注意欠如・多動症(ADHD)(じっとするのが苦手、忘れ物、忘れ事が多い、突然の行動など)

学習障害(LDまたはSLD)(字が読めない(識字障がい)、字が書けない(書字障がい)、計算や数の概念が苦手(算数障がい))

 そして、法律にぜひとも加えてほしい「広い意味での発達障がい

言語発達遅滞(何らかの原因で、言葉の発達が遅れている状態や特徴)

発達性協調運動障がい(手先または、全身の運動や操作がかなり不器用)

てんかん(「てんかん発作」による発作やけいれん状態)

吃音障がい(言葉が円滑に話せない、話し始めの音が詰まったり、同じ音を繰り返したりという特徴)

場面緘黙(ばめんかんもく)(特定の場所での会話がかなり困難で、無言のことが多い特徴)

トゥレット症候群(子供時代は奇声、大人になるとチック(無意識に顔がぴくぴく動くなど)という特徴)

パニック障害(特定の場所や人に対して怯えなどがある特徴)

 とこうしてみると、意外に多いのが分かります。

 そして、医療機関の診断基準に当てはまらないため、確定診断が難しいですが、いくつかの発達障がいと思われる特性が見られる状態をその傾向があるということで「グレーゾーン」と呼ばれます。

 「ちょっと待って!! これだけの脳みそによる特徴が存在するのに、法律も障がい者手帳も乏しいな…」何て思う人もいると思います。

 はい。現に今の法律とそれに伴う福祉制度が医療や研究よりも追い付いていないのです。

 さらに、私のような「発達障がい+HSPスペクトラム(繊細さん)」のような「 #併存当事者 」もいらっしゃいます。(HSPスペクトラムについてはまた次回お話します)

 だからこそ、法律と制度を前に進めるためにも拡散をお願いします。

 そして、発達障がい当事者の多くが「男子、男性」に偏っていることです。

 「ちょっと待って!! 女子、女性の当事者はいませんか?」何て思った人もいると思います。

 もちろん、女子、女性の当事者もいらっしゃいます。しかし、これは私の推測ですが、「性ホルモン」の種類によって脳みそに何らかの影響を与えているのではないか?と思います。研究を始めてほしいです。

 長くなり、非常に専門的な内容で難しかったと思います。

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