鬱病とアニメ。

先日noteで、ワイ鬱病なんだワ~!みたいな話したんですけど、すごいことに気付いたんで共有しますね。

当方かなり重度のオタクでして、アニメキャラクターたちをとんでもないクソデカ感情で愛しているわけなんですが、

鬱病って、
とんっっっっっでもねぇ無気力に襲われるんすよ。

もうね、風呂入るとか、歯磨くとか、そういうの
毎日やんのなんかもう絶対無理。

とにかくすごい無気力。

加えてすごい無関心。
もはや辛いことから守るために防御固めすぎて
何に対しても心が動かないと言うか、
『まーじ全部どうでもいい』みたいな感じです。

でも私気付いたんですよ。

これは良くも悪くもなんだけど、
『推し』にだけは心が動くの。

それが悪い方向に発動する時ももちろんある。
例えばアイドルの推しだったとしたら、

『𓏸𓏸ちゃんはこんなに頑張ってこんなに輝いてるのに俺はなんも出来ないでずっと布団から出られない…こんなダメ人間…』

的な。こういうの、よくある。

そしてこういうのが辛いから、
推しからなるべく離れるようになる。
触れなければ心が動かないから辛くもならない。
なんも感じないで居られる。

でもね、今日私、
実は推しのこと画面越しに見られたんですよ♡
お薬効いてる時間だったからとか、
色んな条件がこの事実を裏で支えてくれてることはもちろんなんだけど、
それでも推しを見て、

『好きだな』って気持ちが湧いたの。

アニメを見返したいな、とか、
会いに行きたいな、とか、
グッズ集め行きたいな、とか、

その推しに関する『𓏸𓏸したいな。』と言う意欲が
超久しぶりに湧いたんですよ。

無気力、無関心の状態からは
とても考えられないことなんですよ。
マジすごいんですこれ。

鬱治療って『やりたいこと』を
見付けるというのが大事で、
今日はあのパン屋さんに行ってみようかな、とか、
今日はお風呂に入浴剤を入れて入ろうかな、とか、
あの曲が聴きたい、アレが食べたい、とか
そういう小さい欲を、自分の力で叶えることが、
かなり治療の近道になると思ってるんです。

自分で自分の欲を満たすことが出来たっていう経験値を溜めると、その分の自信が着いて、だんだんやりたいことが浮かぶようになって、だんだん意欲的になれると思います。



私はまだ食べたい物もわからないし、飲みたいものも分からないけど、今日はお腹がすいたことが察知できて、さらにカロリーメイトとカップ麺を食べることが出来ました。
ネットショップで欲しいものも注文出来ました。

これがどれだけすごいことか、
伝わらないかもしれないけど、
食べ物を食べるという行動だけでも、
①お腹がすいたって感覚に気付くか。
②食べられるものが家にあるか考える。
③それを食べるに必要な調理が出来る気力あるか。
④食べるという行為に対する気力があるか。
⑤調理中に気分が変わってしまわないか。
少なくともこれくらいは考えてますよね。

この全ての条件を満たさないと食事すら出来ません

お風呂とか、歯磨きとか、ほんと難しい。
起き上がるのだって一苦労なのだから。

でもお風呂なんて、死なない程度に入ればいいし。
歯磨きも出来ない日は諦めて明日にしてもいい。
ベットから起き上がれない日があっても、
それでもいい。

今呼吸するので精一杯な人もいる。
今眠るので精一杯な人もいる。

そういう人たちが、
少しでも自分の好きな物を
また好きだと思える時が
いつか来るといいなって思います。

たぶん鬱病と闘ってる人、いっぱい居るから、
もちろん私だけじゃない。
でもそういう、
顔も名前も知らない仲間達がいるから、
今日はご飯が食べられたのかもしれない。

マイペースに生きよう。
人生一度きり。これが私の生き様だ。
無様でかっこ悪くても、一生懸命だよ。
私が認める。私が頑張ってることは私が認める。


年末で世界が忙しいから、
みなさんもゆっくり休んでくださいね。

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