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独学でも相続税法一発合格できた勉強方法を紹介します 30代不動産屋が汗だくで税理士試験を独学3年で官報合格する⑦

こんにちは。もじゃと申します。
今回は相続税法を独学で一発合格できた勉強方法などをご紹介したいと思います。

まず本番の状況を詳細に記述すると、相続税法は12時開始のため、昼ごはんを食べてから試験会場に向かうことにしました。
11時開店の蕎麦屋に開店と同時に入り、余裕をもって会場に入る予定でしたが、肝心の蕎麦が全く出てこず、よりによって特盛を頼んていたため、食べるのにもたつき、食べ終わったのが11時30分でした。
会場まで歩いて10分くらいの距離だったのでまあ間に合うやろと思っていましたが、試験会場の入口が分からず、周りの人に聞いて回ってようやく辿り着いたら既に11時45分で案内係の人に急いでください!と言われ、急いだら汗だくになり席についてもしばらく汗が止まりませんでした。

本番開始前からグダグダでしたが、メンタル的にはものすごく落ち着いていたのを覚えています。それまでの地獄の勉強の日々のおかげで、もう本番では自分の実力を発揮するだけという気持ちになれていたからです。

本試験の計算問題のボリュームは例年より少なく、納付税額まで算出できる程度でしたが、一問一問の難易度が高く、不整形地の評価と非上場株式の評価は非常に難解で、間違えて解答してしまいました。
ただボリュームの少なさから60分ほどで計算が終わったため、その分理論に時間を費やすことができました。

理論は2問のうち、1つは小規模宅地の特例について問われました。小規模宅地は超重要論点なので特に迷うこともなく解答できました。
もう1つは一般社団法人に対する贈与税、相続税について問われました。衝撃でした。
これについては2年前に出題された論点ということと、そもそもマイナー論点ということもあり、まあ出ない論点だろうと思っていたのです。
したがって暗記内容がすぐに出てこず、詰みそうになりました。
なんとか死ぬ気で思い出して、うろ覚えでしたが殴り書きで書けるだけ書きました。

結果として全体的な手応えはそこそこあり、自己採点も70点ほどありましたので、おそらく合格貰えるだろうという感じでした。
ただ確信は持てなかったので、合格の通知を見たときは自分の勉強方法は間違っていなかったとお墨付きを貰えたような気がして大変自信になりました。

ただし、税法が簿財と比べて大変といわれる理由は理論暗記のしんどさにあると思っています。
実際理論暗記をして大変辛かったですが、辛いのは他の受験生も同じですし、ここでしたしんどい思いは必ず実務に活きてきます。
現在税理士法人で資産税の仕事に携わっていますが、しんどい理論暗記を乗り越えたおかげで論点を忘れにくくなるため大変重宝しています。

そこで相続税法を独学でどのように合格したかの勉強方法と心構えをご紹介させていただきます。
何度も失敗して試行錯誤しましたのでご参考になると思っております。

《目次》
(1)合格するための心構え、メンタル
(2)相続税法(計算)の勉強方法
(3)相続税法(理論)の勉強方法
(4)直前期にやったこと
(5)相続税法勉強スケジュール記録
(6)相続税法本試験当日の流れ
(7)最後に

税理士試験の税法科目が簿財と比べて厳しいといわれる理由の最たるものとして理論問題にあると思っています。
理論暗記は最後は根性と気合で乗り越えなければならないので絶対に合格するという強い気持ちがなければ税理士試験の税法科目は挑まないほうが人生幸せかもしれません。
しかし、税理士試験は優秀な人だけが合格するわけではなく、頑張った人が合格する試験だと強く感じました。
ですので、税法科目に挑まれる方は相当の覚悟を持って勉強されていると思います。
以下の記事で私の体験談と勉強方法を記載しています。
皆様の税法の試験勉強に必ず活かせると思いますのでぜひお読みください。

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