算命学について(その4)十大主星①
~十大主星(十方星)①~
このシリーズでは算命学の基本の考え方、五行説や陰陽について解説してきます。
今回は~十大主星(十方星)~について解説します。
十大主星(十方星)は、日干からの五行の相生・相剋・比和関係性で生まれます。
詳しい星の出し方は、別の機会(シリーズ)に解説します。
①日干と比和の関係で生まれる星(貫索・石門)・・・守備本能
貫索と石門の定位置は東方です。
守備本能とは、家族、自分、周りを守り維持することに意識が向かいます。
大きな変化を好まず、自分の信念に一途です。
周りと一緒にすることでペースをくずされることを好まず、人から指示をうけることが苦手です。
マイペースに事を進めていきます。
貫索星(陽の木性)・・・頑固、マイペース、努力家、独立、単独の守り
石門星(陰の木性)・・・協調性、社会性、リーダーシップ、説得力、政治力
②日干が生じる関係(鳳閣・調舒)・・・伝達本能
鳳閣と調舒の定位置は南方です。
伝達本能とは、表現や発信することに意識が向かいます。
自分の内側にあるものを表現しようとしたり(芸術家)、
自分の外側の世界を分析し伝えること(ジャーナリスト)が得意です。
内省したことを表現していく人なので大勢の中にいても、一人で思考を巡らしていることが多いです。
鳳閣星(陽の火性)・・・自然体、素直、冷静、中庸、のんびり
調舒星(陰の火性)・・・完璧主義、孤独、感受性豊か、神経質
③日干が剋す関係(禄存・司禄)・・・引力本能
禄存と司禄の定位置は中央です。
引力本能とは、人・モノあらゆるものを引き付ける能力です。
良いモノ、悪いものどちらもひきつけます。
周りからも注目をされやすい人です。
また、自身も人からの注目を集めたい思う方が多いです。
本人も人への関心が強いため、他者へ配慮ある行動ができる人が多いです。
禄存星(陽の土性)・・・やさしさ、親切、愛情深い、経済力
司禄星(陰の土性)・・・誠実、準備、蓄財、家庭的、整理整頓
④日干が剋される関係(車騎・牽牛)・・・攻撃本能
車騎と牽牛の定位置は西方です。
攻撃本能とは、行動力があり、スピード感がある能力です。
自分の目的、目標への行動が直線的に進みやすい人が多く、
「やるか」「やらないか」や「好きか」「嫌いか」がはっきりしている人です。
車騎星(陽の金性)・・・行動力、闘争心、働き者、短気、真面目
牽牛星(陰の金性)・・・プライド、名誉名声、几帳面、勇気
⑤日干が生じられる関係(龍高・玉堂)・・・習得本能
龍高・玉堂の定位置は北方です。
習得本能とは、学びや体験に強く意識をして取り組んで能力です。
新しいことや流行などの情報に敏感で自身も新しいことを生み出すことが得意です。
器用な方が多く、まなびの「コツ」をつかむことが早いです。
龍高星(陽の水性)・・・忍耐、創造力、改良改革、冒険、体験学習
玉堂星(陰の水性)・・・理論家、正統派、伝統古典、潔癖
十大主星のそれぞれに特徴があります。
次回は「十大主星」のひとつひとつを詳しく解説します。
お楽しみに!