算命コーチ鞠の雑記帳(その41)首相と官房長官を天冲殺でみる(その3)
算命コーチ鞠の雑記帳(その41)
首相と官房長官を天冲殺でみる(その3)
雑記帳では、シリーズではない話題をみなさんにお届けする
わたしの「閑話(雑談)」です。
本日10/27は選挙でした。
私は朝から夫婦で近くの投票所へ散歩しながら行ってきました。
今回の雑記帳は、
首相の「女房役」や「首相の右腕」といわれる官房長官について算命学の観点からみています。
令和になって首相を務めた方は4名
・安倍 晋三(1954年9月21日生まれ)
・菅 義偉(1948年12月6日生まれ)
・岸田 文雄(1957年7月29日生まれ)
・石破 茂(1957年2月4日生まれ)
その1とその2では安倍首相の官房長官を務めた3名をご紹介しました。
今回は菅さん、岸田さん、石破さんの官房長官をみてみましょう。
〇菅首相の官房長官
菅さんの特徴はその1をご覧ください。
●加藤 勝信(1955年11月22日生まれ)
在任2020年9月16日 - 2021年10月4日
加藤さんは「午未天冲殺」です。
午未天冲殺は、まとめ役・仕上げをうまくやる人です。
周囲の人とも円滑に関係をつくるため、
人とバランスと接する人です。
人とは一定の距離を保ち、必要以上に深入りはしません。
菅首相ー加藤 勝信
菅さんは戌亥天冲殺、加藤さんは午未天冲殺です。
この組み合わせは、加藤さんの手腕が重要です。
菅さんは自分の想いのみに意識がいきやすくい戌亥天冲殺です。
「自分を理解できない人がいれば、それはそれでしかたない」と
自分から積極的に理解を求めていく行動はしません。
しかし、加藤さんは物事をまとめることを重要としますので、
人のまとまりが必要な場合は、「調整役」を担います。
わたしは、加藤さん自身をあまりしらないのですが、
大蔵官僚などを経歴としてお持ちのようですので、
「調整力」は高い方なのではないでしょうか。
〇岸田首相の官房長官
岸田首相は「辰巳天冲殺」です。
辰巳天冲殺の特徴は、
・現実思考
・損得利害を瞬時に判断している
・ものごとを客観的にみて、冷静な判断ができる
人に自分の「本音」「手の内」を見せることはしません。
できないことをするとは言わない。
岸田さんは「検討する」という言葉を多用されていたようですが、
「実行すること」が「確実」にならない場合は、
「する」と言わない。
そのようなことが批判の対象にもなってい様ですね。
辰巳天冲殺の方は、できないことはしない、堅実な人が多いです。
●松野 博一(1962年9月13日生まれ)
在任2021年10月4日 - 2023年12月14日
松野さんは「子丑天冲殺」です。
子丑天冲殺の特徴は、
「初代運」物事を始まりを作り出す人です。
組織運営のスターターです。
目上や親からのサポートを得にくいので自分で事業を立ち上げたり、
家業とまったく異なる業種を生業にすることで結果を得やすくなります。
楽天家で「なんとかなる、なんとかできる」というポジティブな思考で周りに動き出すきっかけを与える人です。
2世や3世議員が多い中、大学卒業後一般企業に就職、
松下政経塾入塾など若い時から政治に関心があり議員となられたようですね。
自分がやってみたいことへ飛び込む行動力は子丑天冲殺の特徴です。
岸田首相ー松野 博一
岸田首相は辰巳天冲殺、松野さんは子丑天冲殺です。
岸田首相は現実志向ですが、慎重さのあまり行動にスピードが伴いません。
判断も慎重です。
判断基準も「利があるか」を重要となります。
松野さんは未来に意識が向かいます。
子丑天冲殺は北方が不自然となるため、南方(未来)へ思考が向かいます。
この先をどのようにしていけばいいかを考え、
組織全体に行動を促す役割で能力が発揮できる人です。
現実志向の岸田さんに未来に意識を向ける促しをできる人として松野さんは動けるとよかったかもしれませんね。
さらに岸田首相は身弱、松野さんは天禄星を2つ所有の身強です。
身弱のリーダは、自分にできないこと、持っていない要素を
「できる人にまかせる」ということが重要です。
身強の松野さんに「まかせる」ができることを見極めることができると言動に力強さが加わったかもしれませんね。
〇石破首相の官房長官
石破さんは「寅卯天冲殺」です。
寅卯天冲殺の特徴は、
東方が不自然なため、西方に意識が向かいます。
西方は結果や家族の世界です。
自分の大事な人たちを守ること、そのために闘うことを無意識に行動します。
東方が不自然であるため、仲間を作ることがやや苦手です。
自分の想いを伝えることが上手くできないこと多いため、
人に誤解を与えることもあります。
物事を取り組むうえでの前進力はやや乏しいです。
●林芳正(1961年1月19日生まれ)
在任2023年12月14日-2024年10月1日
※石破首相の官房長官期間も含む
林さんは石破さんと同じ寅卯天冲殺です。
岸田内閣でも官房長官をされていましたでのそれぞれの関係性をみてみましょう。
岸田首相ー林芳正
辰巳天冲殺で現実志向の岸田さんと寅卯天冲殺で自己守るべきものを全力で守ろうとする林さん。
お二人は自分の思考や想いに向かって行動に大きな影響を与える存在ではありません。
良くも悪くも「それぞれで動く」ことになります。
特に林さんは天将星を2つ所有されています。
石門星と天将星が組み合わさっているので、自分の信念を貫きカタチにすることために行動をします。
前進力はありませんが、着実に自分の役割を明確にして目的達成のために動きます。
林さんが岸田さんをリーダーとして認めていた場合、このような身強で石門や牽牛を所有した補佐役は岸田さんにとって力強いです。
しかし、林さんの自分の意思を曲げない強さをうまくコントロールできるリーダーでないと、
なかなか大変だと思います。
石破首相ー林芳正
お二人とも同じ寅卯天冲殺です。
同じ天冲殺同士の場合、
思考や行動のリズムが合いやすいため「相性がいい」「居心地がよい」と感じることが多いです。
ただし、バイオリズムというか調子が良い時はよいことが増幅されるますが、
調子がよくないときは一緒に悪くなるため、
互いを補完しあえる関係ではありません。
また、石破さんも林さんも身強です。
意見が異なった場合、互いにひくことはしません。
頑固という点では、林さんは「はいはい」と返事はするけど、
絶対に意見は変えないというタイプと思われます。
さて、今回はトップとその補佐役との関係性を天冲殺でみてみました。
本日10/27は選挙。
選挙後は新しい「内閣」が組閣されますね。
どんな人々が国を代表する顔ぶれとして登場するか、
新しい内閣のメンバーも別の機会で解説してみます。
閑話休題!
次回もお楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?