算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑤フジコ・ヘミングさん(ピアニスト)
算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑥
フジコ・ヘミングさん(ピアニスト)
解説シリーズでは、話題の方の命式をお借りして、
特徴的な部分などの解説をします。
●フジコ・ヘミングさんについて
1931年12月5日 ドイツ・ベルリンにて生まれる
5歳で日本に移住
10代で聴力の異常が発生
戦後1961年に国立ベルリン音楽大学へ留学
日本、アメリカを中心に欧州でもピアニストとして活躍
先日、訃報のニュースに大変驚きました。
フジコ・ヘミングさんがどのような方であるか算命学を用いてみてみましょう。
●辰巳天冲殺
辰巳天冲殺の方は現実思考です。
自分や周囲を客観的に分析し、自分にとって何がベストな判断であるかを考えます。
現実世界への適応力が高く、トラブル解決も柔軟に対応できる方が多いです。
フジコさんは自身の身に起こることを冷静に受け止め、「これからどうする」を考え、現実的な判断をされていたと思います。
●陽占について
東方:貫索星 天禄星
東方は仕事や社会とのかかわり、物事のはじめを表します。
自分がやりたいことが明確でそのための努力を惜しまない人です。
「ピアニスト」として生きていくために何ができるか、何ができるかを考え行動されたと思います。
無国籍によって留学の道が閉ざされた時も「なにができるか」を考え行動をされました。
貫索星は自分の目的のため、忍耐強く取り組むことができる星です。
天禄星は人々を巻き込むリーダーシップを発揮できる星です。
勢いに任せた行動ではなく慎重さが周囲の人へ安心感を与えています。
中央:鳳閣星 天胡星
鳳閣星は「伝える星」です。
中心に位置する星はその方の本質を表します。
「音楽」を用いて「伝える」「表現する」を生き抜かれました。
鳳閣星は「ありのままを受け入れる星」です。
良いことも不遇なこともすべて受け入れて自分の生き方に取り入れていく。
フジコさんのピアニストとしてのスタイルはまさに鳳閣星ではないかなと感じます。
天胡星は芸術、創造性の星です。
感性が独特(独創的)です。
優れた直観(感)力はピアニストとしての活躍を大いに活かす星の特性です。
西方:調舒星 天極星
西方は、家庭や配偶者を表します。
「家族」への想いが強く、大事にします。
家族への理想が明確にあるのも調舒星の特徴です。
自分の想いを近しい人にわかってほしいという思いも強く持ちます。
天極星はお人好し、我慢強い、内面の葛藤が表にでにくいなどの特徴があります。
家族への強い想いがありながらうまく表現できないなどの矛盾を自身に秘めている方だったかもしれませんね。
北方:鳳閣星
北方は、自身の精神的悟りや目上人への関係性を表します。
自分の生き方を客観的に分析しながら「ありのまま」であることを大事にします。
「無理をしない」「自分、他人に嘘をつけない」のが鳳閣星の特徴です。
素直で人との関わりに人の良さが表れます。
南方:石門星
南方は未来、夢を表します。
自分のやりたいことへまっすぐに進む人。
周囲の人の言葉に耳を傾けながらも自分の意思を貫き、コツコツと努力ができる人です。
●循環法でみる特性
循環法でみるフジコ・ヘミングさんの特性は「鳳閣星」です。
鳳閣星は伝達の星、伝えることが才能です。
鳳閣星が2つ、陰陽違いの調舒星が1つ
表現の星が3つあります。
多ければよいということはなく、多いゆえに自身の才能であり「課題」となってしまいます。
ありのままを受けいれ、ありのままを表現する。
飾らない自分をそのまま周囲にさらけだすことでフジコさんの魅力が周囲に伝わってきたと感じます。
循環法の詳細はこちらをご覧ください。
https://note.com/rich_llama150/n/nd91558810ac5
●五行エネルギー
フジコさんの五行エネルギーは南方に配置されている水性です。
南方のエネルギーが一番高いということは、未来や夢へ行動、
人に伝えること、教えることを無意識に向かいます。
北方の土性エネルギーは少ないです。
目上は家族からの支援が受けにくい方です。
●フジコ・ヘミングさんの日干は庚子
庚子という干支は特殊な干支です。
庚(金性、大きな岩)が子(冬の湖に沈んでいる)
なかなか周りから評価をされにくい方です。
波乱万丈な人生になりやすい干支です。
命式をみさせていただいて・・・
フジコ・ヘミングさんは「ありのまま受け入れる」「ありのままを表現する」が生きるテーマとなって、
戦前、戦中、戦後と生き抜かれたと感じました。
自身の生まれや聴覚の障害など自分でコントロールできないことを受け入れる、
自身に取り入れることは言葉では簡単にいえますが、
たくさんの葛藤があったのではないかと思います。
想いをピアニストとして「表現」に変えていく。
フジコさんの持ち味、才能であるだと感じました。
わたしも幼い時に少しだけピアノを習いました。
練習は嫌いだし、自分の好きな曲しか弾かない子供でした。
やりたいとせがんでピアノを買ってもらったのに・・・
今も自分の部屋に電子ピアノですがあります。(うまく弾けないのですが・・・)
ピアニストをはじめ楽器を奏でる方は、演奏から映像が浮かび、物語を語りかけるような音色をわたしは感じます。
人物解説シリーズは不定期です。
話題の人や特徴的な命式をお持ちの有名人をテーマに解説します。
命式のごく一部の解説ですが、特徴的な部分をお伝えしていきます。
次回も
お楽しみに!