ひかるもの
目に映るもの全てがキラキラしていました。
空から落ちてくる大粒の雪。
それをみて、凄い!とカメラで撮るあなた。
楽しそうに笑う子供。
それをみて、幸せそうな親。
それをみて、微笑むあなた。
屋台で買った牛タン串。
硬くて飲み込めないというあなた。
光をバックに写真を撮る人々。
その空間が少し気まずく、イルミネーションにカメラを向ける私。
そこに、入ってくるあなた。
どの雪よりも、どの子供よりも、どの牛タン串よりも、どのカップルよりも、どのイルミネーションよりも、どの瞬間よりも。
こんなこと恥ずかしくて、嫌われそうで、直接伝えれないけれど。
一番ひかっていたのは、あなたです。
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