ズンドコピマズン#3「そういえばアートブックの中身の説明してたっけ?」
はじめに
これは、ラクガキアートプロジェクトピマズンの裏話である。
もしかしたら時系列に記憶違いがあるかもしれないし、だいぶ真面目にふざけて書いているので、いちピマズンメンバーのドタバタ半フィクションと思ってくれたら嬉しい。
真面目なピマズン日記とセットで執筆をしていたのだが、前田デザイン室のピマズン解体新書というメルマガに登録することになったのでズンドコピマズンが隠れられなくなった。
個人アカウントだから好きにやらせてもらうぜ!
みんな!ついてこいよ!!
ラクガキアートプロジェクトとは
この説明をこの先おそらく1億回くらいすることになると思うが、みなさんには黙って1億回付き合ってほしい。
なぜならば、元任天堂デザイナー・前田高志率いるクリエイター集団前田デザイン室のプロジェクトの一つであるピマズンは、ラクガキをアートにデザインする、特殊な嗜好のプロジェクトだからである。
平たくいうと初見の方にはちょっとわかりにくいので、この先1億回noteを書く予定のあるわたしは、都度1億回説明しないといけないのである。
ラクガキアートブックプロジェクト「Pimazen」も、絶賛クラウドファンディング開催中!
ピマズンは、チャチャーーッと描いたラクガキをデザインの力でピューーーッとアートに変身させて、自分の中のアーティスト魂の「おっ、いいじゃん!」を引き出すプロジェクトである。その活動の一環として、ラクガキアートをアートブックにしようというものである。
でもこのPimazenって、ただアートアートアートってかっこよくイカすかんじに淡々と載ってるわけじゃない。
その理由は次のとおりだ。
TOKYO ART BOOK FAIR 2023に調査にいってきた
先日行われたTOKYO ART BOOK FAIR 2023に参加したとき、その自己表現に命を捧げてるアーティストたちに圧倒された話をしたいと思う。
もちろんピマズンのコンテンツたちも前田さんから「めっっっちゃええやん!」もらてるし、アーティストではないけれど、自分たちなりにアートに向き合っていると考えてる。
熱量もあると思っているし、前田デザイン室の中でも推進力がついてきたコンテンツであって、アートブックを作ることによって少しでも世の中にとってプラスになれという気持ちで動いている。
しかしやはりアートブックフェアに行くと芸術の壁は厚くて、24時間芸術やデザインのことを考えている人・会社しかいない。
熱量があるのは当然のことで、本のことを聞くと説明が止まらないし、愛がすごくて、もうなんていうかわたしの語彙力が風雲たけし城のパネル並みにバーンて破壊されてすごいやばいしか言えない。
本気の本物のアーティストすごい、まじやばたにえんってなっていたところで気がついたことがある。
ピマズンの活動は、大人になるにつれて色々な理由からアートに一線を引いてしまった人に届けるためのものである。
そう、いまのわたしたちである。
アートってもっと自由で身近だなんだと言いながら、自分自身が凄すぎるアーティストと比べて、アートの壁を勝手に感じて一線を引いているだけなのである。
たしかに赤字になるほど気合の入ったプロダクトはできないかもしれないし、印刷のことを知り尽くしてこだわりぬいた製本も、世界から2億円くらいで買われるアートブックとかでもないかもしれないけれど、前田デザイン室にしかできないクラウドファンディングの作り方ってあるな、と思い至った。
というか、そもそもそんな本のコンセプトだったので、何も問題なかった。あぶねえ。
参加してもらうということ、いろいろな人が参加するということ。
このアートブックは、たくさんの人にピマズン(ラクガキアート)を知ってもらうためのプロダクト。
だから、いろんな人に参加してほしいという思いで、SNSでラクガキを投稿してもらったらラクガキアートにするよ!とか、「あなたのラクガキがアートブックに掲載されるリターン」とか、新しく「あなたがデザイナーとしてアートブックに参加できるリターン」を出すことにした。
アートは自己表現・自己発信だけど、これはアートでもみんなで作るアートだ。
「これ、わたしが参加してるアートブック!もう手に入らない超レア!」
アートに参加する理由としてこんなライトな感じで入れたらいいと思う。
ラクガキアートブック「Piamzen」は、そのためのアートブック。
プレゼントとして誰かにお届けしてもらうのもいいし、自分の参加したものとして大切にしてもらってもいいし、なんか知らない人のラクガキがアートになっている様子を見て「なんかいいな」でもいいよ。
おわりに
泣いても笑ってもあと少し
手に取った人のもとで、ちょっと日常がきらりと光るくらいの働きでもいいし、なんなら持ってるだけでちょっとアーティストっぽい、ワクワクするだけのおしゃれなアートブックの位置付けでもいい。
どんなきっかけであれ、ピマズンの活動やアートブックが届いた人のところに、ちょっと人生の解像度が上がるきっかけになってくれたらうれしい。
(前回のコピペで〆)
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