頭の良さそうな顔悪そうな顔 〜 頭の悪そうなブスとその毒親
「どう見ても頭良さそうに見えない」とよく言われる私としては、頭が良さそうに見える人が羨ましい。どう見ても頭が良さそうな人が、実際そうでもないとわかったら、「あらら」とは思うが、やっぱり頭が良さそうに見えるということだけで羨ましい。
「『頭良さそうに見えない』なんて失礼なこと言われて怒らないのか?」と言われることも多々あるが、失礼なことを言われたときの反応は人それぞれで良いと私は考えている。
失礼な発言というのは99%以上が本音であると私は認識しており、言われたときの自分の心の余裕次第で「本音を言ってくれたんだな」と受け止められたり、「本音をそのまんまぶつけんじゃねーよ、バーカ」と思ってしまったりもする。
頭の悪そうな顔の娘を「ブス子」と呼ぶ我が母は、当然私のことを「バカバカ」呼んでいた。
私が中学生になり、勉強だけはできるようになってバカ扱いできなくなってから、それ以来40年近く「ブス子」と呼び続けてきた。それも私のことをブスと呼ぶときは、非常に嬉しそうな顔をして言うのである。もともと美人な母の顔は更に輝いていた。母親らしからぬ発言をする母親に何も言えなかった私は、心が弱い子供だったのであろう。