自立できた気がする日
コロナ以前は、子どもが本当に小さかったこともあり、母には何度も上京してきてもらっていた。
私も来てもらえるだけで安心できるし。
母としては家事など実務の戦力になりたいようだが、私はそこまで期待はしていない…。
(実際私がやったほうが早い。キッチンの慣れとかもあるし)
コロナをきっかけに東京に来ることは無く、なんなら数年、会うことすら控えていた。
先日、父の親戚の用事で両親が上京してくることになり、お宿を提供することになった。
まあ、ホテルの方が両親には楽だったかもしれない。主に移動面で。
でも親も私が今どんな家で生活しているのか気になるだろうし、孫にも会いたい。その気持ちを否定してはいけないと思った。
私も仕事があるので実質、会えたのは本当に短い時間。
でも短いながらもコミュニケーションは十分取れた。
後日、父が「(娘)は良い大人になったな」と話していた、と母から連絡が来た。
あ、なんか、感無量。
普段、なかなか親に対して近くであれこれできない負い目というかもどかしさがある。
私は目の前にある生活の細かいことをいかにさばくか、ということにばかり奮闘する日々の中、悩んだりモヤモヤしたりを続けているけれど…自分が間違っていなかったのかもしれないと思えた瞬間だ。
あと何回、あと何日、両親と過ごせる時間が残っているのか。すでにカウントダウンは始まっているだろうと感じる。
親子の形に、人生に、正解は無いけれど…できるだけ後悔は少なくなるように生きたい。