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育自

上の子が1歳のころ仲良くしていたグループがあった。

閉鎖的で育児と向き合わざるを得ない濃厚な期間において、戦友と呼べる仲だった。(と、私は思っている)

グループのメンバー皆、前向きな言葉をかけてくれるし、割となんでも褒めてくれる。

だからそのスタンスに私は甘えていたし、軽く依存していたと今は思う。

でも、その時は本当にグループの存在に助けられたんだ。

子どもが大きくなるにつれ…特に小学校入学以降かな、徐々に交流は減った。家が皆近いわけでもなかったので。コロナもあったし。

私だけではないが、他のメンバーもグループに関わることは無くなり、実質、グループは消滅。

親は子ども自身が所属する場所で新しく関係を築いていくものだしね。

そして更に言えば、私はママ同士の関係よりも家族の関係の方が大事と捉えている。

いないと困るのはママ友よりも夫の方である。私はね。
(と言いつつも、パパは家でのヒエラルキー最下層だし彼に対する愚痴を言い出したら止まらないけど)

この「何を大切にするか」ということは人それぞれで、その考えは尊重するべきだけど、私とは全く違うなーっと思うことが多々ある。

特に子供を持つと他者との価値観の違いに触れる機会が多いので、おののくことが多い。

私から見ると破滅というかトラブルを呼ぶよね、と思わずにはいられない価値観だって、ある。(そして実際にトラブルを呼んでいる)

でもこの価値観の違いこそが、まさに社会、世間なのだろう。

価値観が多様な親が子どもを育てているから、ビックリするような子供だっている。

たまにSNSで育児に関してドヤ顔で(大抵ご立派で、聞いたこともないアドバイザーなどの資格取得者による)持論を述べられている方をお見掛けするけれど、当然育児中のすべての親がそうではない。

むしろそうではない人の方が多いと感じる。

そのような多様な価値観の中においても、自分の価値観を守る必要がある。

ここにストレスを感じることもあるけれど…他者の価値観の方が常識と思う必要はないし、価値観の違う他者の言葉を重く受け止める必要も無い。SNSのドヤ顔ご立派持論もそう。


前述のグループでも、価値観が違う事象が時々露呈した。

その際に「その考え方じゃダメだからこうしてみては?」と伝えることがとても難しかった。

実際、伝えても相手は変わらなかった。

相手は価値観を否定されたいわけではなく、話を聞いて肯定してもらいたいだけなのだ…ということを学んだ。

(稀に別の人がその人に価値観を変えるよう伝えたところ素直に受け入れることもあったので伝える力、表現力も大事だなと思う)


育児をする中で、育児だけでなく色々なことを考えたし、学んでいる。

「誰かと一緒じゃないと行動できなかった」私だったのに…今では他者と深くかかわるよりも一歩離れるくらいで良いと考えるようになった。


ちなみに、「3歳までに、5歳までに、10歳までに…これをやったらいいよ!うちの子は天才♪」

と煽るような何某かは大抵あやしいし、知る価値のない情報であるということを記しておきたいと思う。あなたの子供、実際に会ったこともないし。

書いていくうちに論点があやふやになってしまったけどひとまず勿体無いので投稿ポチ。

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