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黒砂糖、大好き!

黒砂糖。

私が好きなお菓子の1つ。

ある黒砂糖を食べると、味がとてもとても濃くて、初めて食べた時、鼻血が出るほど興奮した。

長崎県雲仙市南串山町で黒砂糖を作っている
雲仙しおかぜ黒糖。
雲仙しおかぜ黒糖|長崎・島原半島の恵みをお届け|Japan,Unzen (unzen-kokutou.com)

こちらの黒糖は、さとうきび純度が100%。
このくらいの時期に、作られている。
朝早く、畑からとってきたさとうきびを絞り、その絞り汁を鉄窯に入れて6時間ほど煮る。
驚きなのが、鉄窯で煮るときは、人がずーーーーーっと混ぜ続けるのだ。
ずーーーーーーーっと。
機械に任せず、自分たちの手で混ぜ続けることに驚きと感動。

そんな素敵な黒糖づくりに、ありがたいことに、私は参加させていただいたことがある。

鉄窯は直径1メートルくらい。
そして、カブトムシの胴のように黒光りしている鉄窯に夢中。
かっこいい鉄窯~とわくわくした。

混ぜるときは、長さ約1mのへらで混ぜる。
ミュージカルの小道具として使えそうとか、どうでもいいことを一人で想像する。
でも、長い分、混ぜるのは大変かなと思っていた。
確かに、混ぜ続けるため、力を入れて混ぜるための力は必要だった。
でも、その工場の方々、一緒に行った主人や友人、そして、今日初めて会ったという人とお話ししながら混ぜていたので、想像以上に楽しい。

「どこからいらっしゃいましたか?」
「〇〇(野菜の名前)がよくとれてるよ」

たわいもない話でみんなが弾む。そして、混ぜる力もしっかり入る。

混ぜる手応えは時間の経過とともに変わる。
最初は、水みたいな感じだから、軽い。
次第に、粘性が出てきて重くなる。
最後は、両手に力を入れて、2人がかり。
2人でするときは、声を掛け合いながらへらがぶつからないように混ぜ合う。声を出すと、なんだか楽しい。

長い時間かけて作ったできたての黒糖は最高においしかった。
元々好きだったものがさらに好きになった。

黒砂糖づくりを経験して思ったこと。私たちがおいしくいただいている食べ物は、作り手がいてこそ食べられていて、当たり前じゃないんだな。食べるまでにどれだけの手間暇がかかっているかと思うと、黒砂糖がダイヤモンドのようにキラキラしたものに見えた。
食べ物を作る過程に関わるすべての人に感謝したい気持ちになった。

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