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231 生命の権利
「私には生きる権利がある」ということを、「私」を中心にして考えてみましょう。
「私は死にたくはない。生き続けたい」のです。
正直な人には当たり前のことでしょう。それが最大の希望でしょう? それが生きるということでしょう? だからその希望は、「生きる = 死を避ける」です。
「生命の唯一の希望 = 死を避ける」なのです。
食べても、しゃべっても、遊んでも、すべては死を避けるためにやっていることです。生命の唯一の希望は「死にたくない」なのです。いかなる生命も、神様でさえも、そのためだけに生きているのです。
だから生きる権利を奪うのはとんでもないことなのです。
『一分で読むブッダの教え』第4章 命を理解し、老病死を恐れずに生きる《命を理解する》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【平和の生滅 生存の矛盾を超えて お釈迦さまが教えたこと2, 2006年 p104】