257 人生は苦を何とかすること
人生を観ると、お腹の中に人間が入った瞬間から、死ぬ瞬間まで、いろいろな悩みごと、問題があります。次から次から、いろいろな問題が出続けます。これに何とか応えようとすること、それが生きることなのです。
学校に行く、勉強する、大学に行く、仕事を見つける、結婚する、子供を育てる。生きる上で、あらゆることをやっています。それは悩み・問題があるからなのです。
もし、何も悩み・問題がなければ、我々は生きるという作業をしません。
『一分で読むブッダの教え』第5章 仏教が教える「生きること」の本質《生きることは苦》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【仏教で生きる! 仏教対談 「悩まない生き方」 板橋興宗氏、金光寿郎氏 との共著(2013年)】