見出し画像

110 心が完成した人は何にも依存しない

 心が完成しているならば、そこに、何にも依存しない、強い究極的な幸せがあります。花がなければとか、マンションがなければとか、家族がいれば、結婚できればとか、ぜんぶ、消えてしまいます。「結婚できれば幸せ」と言っている人は、結婚できないせいで不幸だと思っていて、結婚をしたら、今度は「離婚ができれば幸せだ」と言います。この場合、同じ結婚が不幸の原因にされています。その人にとって自分はいつも無罪なのです。それは、あまりにもあべこべな思考です。
『一分で読むブッダの教え』第2章 心の正体を知れば、人は成長することができる 《心を育てる》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【ブッダはなぜ心を重視するのか 心は「幸福」「不幸」のクリエイター」(お釈さまが教えたこと 7,2009年) p224】

いいなと思ったら応援しよう!