276 どんな事物も移り変わる
見えるもの、聞こえるもの、現実にあるものはすべてがみな、移り変わっていきます。
たとえば今見ている風景も、間もなく移り変わっていきます。それだけではなく、自分の視線をあちこちに転じるだけで、眼に映るものは移り変わるのです。
このことが頭に刻み込まれていれば、人の声がうるさいと怒ったり、音楽を聴いて舞い上がったりすることはなくなります。興奮したり、落ち込んだりすることもなくなり、とても冷静になります。
『一分で読むブッダの教え』第5章 仏教が教える「生きること」の本質《無常》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版
【人生は美しく清らかに 潔癖VS清浄 (お釈迦さまが教えたこと5,2007年 p141】