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「電気椅子ゲーム」の面白さ  (1749文字)

 


 はじめに

 
 お笑い番組『水曜日のダウンタウン』で2週に渡って放送された「電気椅子ゲーム」は、大変面白く今後大きな話題になりそうな強い予感がします。

 このゲームのルールは次のとおりです(テレビで説明されていたルールとは別に私の命名のものもあります。私の命名のものは「投稿者命名」と付記します。

 電気椅子ゲームのルール

(1)この電気椅子スゲームは2人で行います。

(2)この電気椅子スゲームは、ゲーム場となる広い場所で行います。広さは、後述のイスが12脚集められる程度あれば十分です。

(3)この電気椅子スゲームに参加する2人は、攻守に別れて対決します。先攻の人が攻撃するときを「表(おもて)」、後攻の人が攻撃するときを「裏(うら)」と呼び原則として8回の裏まで行います(投稿者命名)。

(4)ゲーム場に、電気に感電する装置(感電スイッチ)を1個づつ装備し、1から12の番号を一つづつ付けたイスを12脚を配置します。

(5)ゲームは次のようにします。

 ①表の攻撃側の人(先攻の人)は、ゲーム場から外に出て、守備側の人(後攻になる人)がどの電気椅子の感電スイッチを入れたか分からない状態を作ります。

 ②守備側の人は、攻撃側の人に知られないように任意の1脚の電気椅子の感電スイッチをオンにします。他の電気椅子の感電スイッチはオフになっています。

 ③守備側の人は、攻撃側の人をゲーム場に呼び入れます。

 ④攻撃側の人はゲーム場の電気椅子の任意の1脚を選びそこに座ります。

 ⑤守備側の人は電気椅子の感電装置のスイッチを遠隔操作でオンにします。

 ⑥攻撃側の人が電気椅子で感電したら(ドボンともいう)、攻撃側の人の得点は全て取り消され、得点とは別の感電ポイント(投稿者命名)が一つ加算されます。

 ⑦攻撃側の人が電気電イスで感電しなかったら、その電気椅子の番号が攻撃側の人の得点に加算されます。勿論感電ポイントは加算されませんし、またその場合でも過去の感電ポイントは減りません。そして、その電気椅子はゲーム場から撤収されます。つまり、ゲームで攻撃側の人が感電しない場合、電気椅子の数は一つづつ減少していきます。

(6)このゲームは次のときに終了し、終了したときの得点の多い方を勝利者とします。

 ①攻守を8回繰り返し終えたとき(8回の裏を終えたとき)。

 ②攻守を8回繰り返さなくても(8回の裏を終える前でも)、ゲーム参加者の片方が得点が40点以上を得たとき。

 ②ゲームの途中でも、ゲーム参加者のどちらかが先に感電ポイントが3になったとき。

 ③ゲームの途中(回の裏に入らない場合を含む)でも、残りの電気椅子が1脚になったとき。(残りの電気椅子が1脚になった場合は、そのイスにしか感電スイッチをオンにできないため、攻撃側は必ずその電気椅子で感電し、その得点が全て取り上げられます。この場合その電気椅子は残されるので、ゲームを続けることは可能ですが、次の攻撃者も必ず感電することになるので、ゲーム参加者の得点がなくなり、さらにただただ感電を繰り返すことになるのでゲーム終了とします。)

 このゲームの面白さ。

 このゲームは、対戦相手の心理の読み合いが面白さのポイントになりますが、テレビ番組としてはゲームの中継というか解説がさらにこのゲームの面白さを際立たせていました。
 対戦者間での心理の読み合いとしては、
守備側:攻撃側は、高得点を得ようとして最も大きな番号を付した電気椅子に座るだろう。と予想する。
攻撃側:しかし、①は誰もが考えることであるから、攻撃側は守備側がそう考えることを予想して大きな番号を付した電気椅子を避ける。
というのが一般的でしょう。

 しかし、そうなると小さな番号の電気椅子の存在意味がなくなりそうですが、攻撃側が守備側の読みを逸らして小刻みに得点することを目論むときに有用になります。もちろん、守備側がそれを見越して小さな番号の電気椅子のスイッチを入れておくということもあり、この辺がゲームと解説の面白さに繋がります。

 さらには、ゲーム参加者の欲深さとか小心さなどの負の面を解説者が辛辣な言葉で言いはじめると解説者の性格もあぶり出されてきてさらに面白くなります。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #電気椅子ゲーム

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