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USAID報道とロッキード事件 (1597文字)

 今朝(2025年2月25日)、YouTubeの報道動画で、USAID(United States Agency for International Development アメリカ合衆国国際開発庁 読み方は「ユーエスエイド」とネットにありましたが、トランプ米大統領は「ユーエーアイディー」と発音しているという人もいて、どちらが正しいのか分かりません。)が世界にばらまいていたカネの一部が日本の政治家も受け取っていたとありました。

 日本の政治家が外国の国家機関から資金提供を受ける行為が収賄に該当するかどうか分かりませんが、恐らく脱税になりそうな気がします。
 また、外国の手先のように振る舞う行為は、厳しい刑罰で対応されます(例えば、 外患誘致罪(がいかんゆうちざい)(刑法81条)は、武力行使を誘発する犯罪ですが、法定刑は死刑のみです。)。

 このことは、まだ詳細が分からないので、事実関係がある程度分かった段階で国民が判断すべきと思います。

 それはそうと、このようにアメリカ発の情報で日本の政治家が罪を問われるまたは責任を追求されるという状態は、昔あったロッキード事件(後述)を思い出します。

 ロッキード事件( Lockheed bribery scandals)は、アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件です。当時の総理大臣の田中角栄氏が収賄したとして逮捕されました。

 今、芸人さんらの中には故田中角栄氏を憧憬(「どうけい」あこがれること。)するのか、彼のの逸話を持ち出してきて、英雄物語のように彼の言動をYouTube動画上で話しているのをよく視聴します。
 故田中角栄氏は、苦学し努力して政治の世界で成功した人ですから、人を引き付ける魅力がありました。

 でも、ここで書きたいのはそこではありません。

 ここで書きたいのは、USAIDとロッキード事件の類似性です。

 USAIDの問題は、まだ始まったばかりで今後どうなるか分かりませんし、日本の政治家が外国の一機関から資金提供を受けたとしても、それが罪になるとは限りません。

 ただ、ロッキード事件のときも、事件の端緒(「たんしょ」事のはじまり。)は外国(アメリカ)でした。
 この情報が日本に伝わると、それまで故田中角栄氏を「今太閤」などと持ち上げてきた日本のマスゴミは大声で喚き散らすように騒ぎだしました。
 その後、嘱託尋問調書の有効性など法律的な問題があったと記憶していますが、とにかくマスゴミは「田中を有罪にしないと許さないぞ!」と言わんばかりの興奮状態で、多くの国民は「異常だ。」と感じたと思います。

 現在のUSAIDの問題では、その資金提供を受けたとされる政治家の多くが、嫌われている人なせいかYouTube動画では「ほぼ間違いなく賄賂を受け取り、利敵行為を行っていた連中。」という論調で語られていることが多いようです。

 私は、彼らが真っ白ということはないとは思いますが、今のところ真っ黒かどうか分からないので、なんとも言えません。

 このままこの話が立ち消えになる可能性もあります。

 現在のマスゴミは、「財務省解体デモ」がなされたことをなかなか報じなかったように事実報道の面で信用できませんし、USAIDからの資金提供を受けているとも言われているので、真実はSNSの中で探すしかありません。

 そうそう、ロッキード事件のとき「警察も検察も裁判所も、アメリカ合衆国には弱い。」と感じました。

 国土内に外国の軍隊の基地があると、事実上占領されているのとあまり変わりませんから、仕方ないのかもしれません。

 どうせアメリカが日本に対してその実力を発揮するなら、財務省も解体してほしいところです。
 

#USAID #ロッキード事件 #外患誘致罪

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