高市早苗総裁候補の動画が (1689文字)
YouTubeの動画をみていると、視聴候補に自民党の高市早苗総裁候補に関する動画が多く上がってきます。
私はアメリカ大統領選挙関連の動画の方を多く視聴しているはずですが、視聴履歴から選択される推薦動画数より、そのはるかに多くの高市さん関係の動画が作られているのだと理解しています。
私は、高市さんについて一つだけ過去の記憶があります。
一つは、何十年か前に田原総一朗さんの番組に出演した際、太平洋戦争の理解について田原さんから猛攻撃されたこと。
高市さんは、太平洋戦争は侵略戦争ではないという趣旨のことを言われたように記憶しています。
すると、その発言が田原さんのスイッチを押したらしく田原さんは叫びはじめました。
田原さんのヒステリックな物言いに、高市さんは涙ぐんだようでした。国会議員としてまだ日が経っていなかったし、いきなり喚き散らしてきた老人相手に途方に暮れたことだったと思います。
太平洋戦争は日本の直近の戦争ですから記憶がまだ生々しく、また戦争経験者は自分なりの強固な戦争観を持っていて、それに反する考えの人の意見は断固排除するというところがあります(ある人もいます。)。
田原さんの戦争経験については承知していませんが、自分と意見が違うからといってヒステリックに怒鳴りあげる姿を見て、「あの怒りのポーズには、別の意図があるんじゃないのかな。」と思いました。
アメリカ大統領選挙は所詮他人事です。私はトランプ候補が当選すればいいなと思っていますが、それだけです。
仮にトランプが大統領になったらきっと日本に「自国の防衛はまず自分で精一杯やれ。」という姿勢で防衛費増加を求めてくると予想されます。
高市候補が自民党総裁になること、それは総理大臣になることでもありますから、トランプの防衛予算に関する要求に対応するのは高市首相ということになります。
高市首相は、防衛費をGDP2%に増やす構想をお持ちのようですから、そこは防衛費増加に反対する左派勢力に対してトランプの要求が追い風になるのかもしれません。
話はずれますが、よく大きな事件や事故があると「〇〇を忘れない。」とか「〇〇を風化させるな。」という人がいます。しかし記憶は遺伝するわけではないし、新しい世代には新しい問題があって、それを解決しなければならない状況にあります。だから、「忘れない。」のはその事件や事故がを同時代人として経験した人限りになるのは仕方がないことだと思います。世代が移るごとにそのことを知らない人が増えますし、その結果、風化が進むことになります。
戦国時代には多くの人が死んだのでしょうが、その人たちに思いを馳せる現代人ってどれくらいいるのでしょう。
日本史を学ぶときには多少感じるかもしれませんが、それよりも試験に出そうな出来事や人名の方に関心がすぐ移るでしょう。そういうものだと思います。
だから、田原さんがどんなに怒鳴ろうが喚(わめ)こうが、太平洋戦争の記憶は世代が進むに連れて薄れていくし、核爆弾の悲惨さも「医学的知見([ちけん] 見ることと知ること。また、その結果得られた知識。見識。)」や「科学的知見」に吸収されていくのだと思います。
田原さんが左翼的思想の持ち主かどうか分かりませんが、だんだん世間は左翼に厳しくなってきているような気がします。
それは世界的傾向で、カナダやフランスの選挙のニュースを見ているとそう感じます。
カナダのトルドー首相は、若いイケメン首相と言われていましたがその政策に反対者が多く、今や支持者が物凄く少ないようです。
また、日本の地上波テレビから「極右政党」と呼ばれているフランスの「国民連合」も、左翼から見たら極右ってことで、左翼でも右翼でもない人からみたら真ん中からやや右より程度なんじゃないかと思います。
だんだん左翼政権がピンチになっているので、次はアメリカかなと予想しています。
日本も、高市候補が自民党総裁になったら、左翼的政治家やマスメディアが大騒ぎすることになるのでしょうね。
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