戦車プラモデル
YOUTUBEに戦車プラモデルの動画が多数アップされていて、私もよく閲覧しています。
プラモデルで動くもの(非展示用)は、「子供向け」と扱われることが多いのですが、戦車は履帯(キャタピラ 無限軌道)を装着しているせいか、悪路の走破性が高く大人でも走らせると楽しいです。
私も子供の頃はモーターライズの戦車プラモデルをずいぶん作りました。ただ、履帯が起動輪の負荷になりやすいのか、子供の技術ではなかなか走りませんでした。
ゼンマイならよく走るのですが、モーターになるととたんに難易度が上がりました。
しかし、模型製作好きは出来ないことに挑戦することで自分の工作技術が向上することを知っています。
そのためには、飽くなき工夫の繰り返しが必要です。
私の工夫は、モーターの負荷を減らすために、たくさんある転輪の摩擦を減らすこと。最終的には転輪をカラカラ回るようにすることでした。
転輪の車軸の穴を広げたり、油(植物油)を付けたりしました。注意すべきは機械油を付けないことです。機械油はプラスチックを溶かしてしまいます。
モーター駆動の戦車には、車体に電池を積むタイプと、リモコン装置の中に電池を入れるタイプがありました。
車体に電池を積むタイプは、重いのでリアルな走行をしますが、方向転換やバックには手で車体を持つ必要があります。
リモコンの方は、軽いので走りがおもちゃっぽく、リモコンからの電線が車体まで伸びているので見栄えの点で問題があります。でも、リモコン操作で前進・後進の切替や旋回も自由にできます。
そうやって作った戦車プラモデルも、夏になると花火を仕掛けられて派手に破壊されるわけですが、苦労して作った作品があっという間に壊れる様は一つの美学といえるでしょう。