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初代から5代目までの合衆国大統領の名前 (2438文字)

 「合衆国」といえばアメリカ合衆国のことをいいます。
  メキシコも合衆国なんですが、アメリカの方が古いからか「合衆国といえばアメリカ」ということになっています。

 ちなみに"The United States of America"の定冠詞「The」は、「States(州)」という単語が一般名詞であるため、「ただの州の集まり」という意味にならないようにするためだと中学の頃習いました。

 それはそうと、とある理由で高校の世界史の参考書を読んでいたら、「アメリカの初代から第5代までの大統領の名前を覚えていなければならない。」旨書かかれていたので、私なりの覚え方を考えてみました。
 以下、参考までにその覚え方を書きます。

 まず、初代から第5代までの合衆国大統領の名前は、
初代 ジョージ・ワシントン
第2代 ジョン・アダムス
第3代 ジェファソン
第4代 マディソン
第5代 モンロー
です。

 実は、初代のジョージ・ワシントンは既に知っていました。子供の頃、「父親の桜の木を勝手に切り倒した子供がいた。その子は父親に『自分がやった。』と正直に答えたので罰されることなく逆に褒められた。その子が後のアメリカ初代大統領だ。」という逸話をさんざん聞かされ、釈然としないものを感じていたのでよく覚えていたのです(釈然としなかったのは、なぜワシントンが桜の木を切り倒したのか、その動機が示されていなかったからです。)。
 そのため、初代大統領はジョージ・ワシントンだということは既に知っていましたから改めて覚える必要はありませんでした。

 順番は飛びますが、第5代大統領(覚える最後)は、「アメリカはモンロー主義をとる」からモンローだ。と覚えました。「マリリン・モンロー」で覚えてもいいかもしれません。

 一つ戻って、第4代大統領マディソンは私にとって「モンロー主義」という言葉より存在感が薄い名前です。存在感が薄い関連でマディソンに似たものを探すと、アメリカ映画のタイトル『マディソン郡の橋』が思い浮かびました。その連想から、マディソン(私は基本的に不倫を好まないので、この映画の存在感が薄いのです。ちなみに映画『アパートの鍵貸します』も私の中では存在感が薄いです。)。

 第3代大統領は、著名度ではワシントンやフランクリンより劣ると思いますがそれでも十分有名なジェファソン。この人は初代国務長官だったけど財務長官と対立して国務長官を辞めた人です(これは参考書で知った知識です。)。
 ジェファソンに関しては、ディクスン・カーのミステリ小説に、偽善者のじいさん(ミステリ作品内での名前は忘れました。)とその孫との次のような会話シーンの記憶があります。

 偽善者のじいさん:(孫に)「『尊敬する人は誰?』と尋ねられたら誰とこたえる?」
 孫:「お父さんと言う。」
 偽善者のじいさん:「なるほど。いい答えだ。身内を立てることになるからな。でも、私ならジェファソンと答えるな。・・・。」(以下アメリカ独立時代のジェファソンの業績を長々と述べますが、覚えていません。)

 ここではこのじいさんの偽善性をあまり再現できていませんが、後々印象に残り続けるくらいに嫌なじいさんでした。

 そんなじいさんと合わせて記憶されるのは、アメリカ建国の偉人の一人であるジェファソンにはとばっちりですが、とにかくその嫌な記憶とともにジェファソンを覚えていました。

 最後に残るのは第2代大統領ジョン・アダムスですが、この人の名ははじめて聞いたので何か記憶するための工夫が必要になりました。

 考えた末、ジョン・アダムスのイニシャルが「J・A」であることに気づきました。J・Aと言えば、故望月三起也さんの漫画『秘密探偵JA』をすぐ連想するのが私です(この漫画でいうJAとは「J機関という日本の情報機関のエース」という意味です。)。
 とにかく「JA」からジョン・アダムスを導き出します。
 まず「J」ですが、このイニシャルからは、ジョン、ジェームス、ジャックなどが考えられます。
 私の子供頃近所にジョンという名前の犬がいたので、「Jといえばジョン」と連想することにしました。
 次に「A」ですが、映画『アダムス・ファミリー』と無理矢理関連付けました。
 イメージとしては、犬のジョンがアダムス・ファミリーの奇怪な人たちに可愛がられているという、ジョンの身が心配になる図柄になります。

 以上まとめると、
初代は、桜の木のジョージ・ワシントン。
第2代は、J・Aで「逃げて来い、ジョン」と言いたくなるジョン・アダムス。
第3代は、偽善のじいさんに語られた気の毒なジェファソン。
第4代は、母親の不倫というあまり考えたくない映画の マディソン。
第5代は、後にアメリカがとる孤立主義のモンロー。

 後は、順番を間違えないように思い出す順番を決めます。
 「初代⇒第5代⇒第4代⇒第3第⇒第2代」
と、印象深い(私が印象深い)順に思い出します。

 世界史上この時代は、ヨーロッパでいろいろな国でいろいろな事件が起きているのに、大西洋を挟んだ対岸の北アメリカでも事件(独立)が起きるので、世界史を学びはじめの頃は「これだけの混乱をどうやって整理すべきか」と暗い気持ちになってしまいがちです。学生時代なら辛い気持ちになるでしょう。
 この各歴史的事件の順序、因果関係、国と国との関係、国の統一等による地図の変更などを整理するには自分なりの手法を作り出す必要があります。ここは産みの苦しみがあります。
 でも、その手法は事務仕事の繁忙期にテキパキと仕事を片付けていくときや、資格試験の受験勉強に再利用できます。
 産みの苦しみの後には、一回り大きく成長した自分がいることに気づくでしょう。

 私は、学生時代の勉強は、「知識の蓄積ではなく課題対応の手法を身につけること」と考えています。

#アメリカ大統領初代から第5代 #ワシントン #ジョン・アダムス #ジェファソン #マディソン #モンロー

  

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