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「地下鉄ってどっから入れたんでしょうねぇ。」 (492文字)

 夫婦漫才の春日三球・照代(お二人とも故人)さんのネタに「地下鉄ってどっから入れたんでしょうねぇ?」というのがありました。
 このお二人のネタはかなり知性を感じさせ、誰も傷つけない内容でした。当時は「口が大きい」とか「お前の嫁はんブスやんか」といった容姿いじりが激しかったので照代さんのようにいじられる余地のない芸人さんは少数派だったと思います。

 地下鉄は、多くの場合最終駅の先が車庫とか整備場になっていて地上に線路が伸びています。だから、どこから入れたかと問われれば、「地上から地下に向かう線路に乗って入れました。」と答えることができますが、多くの人は「言われてみれば謎だ。」と思ったことでしょう。 

 「もう一度あの感じの漫才をする人いないかなぁ。」と思っていたら、「夫婦のじかん」という漫才コンビを知りました。
 夫婦漫才だし、ネタは若干知性的で、「ははぁ。」と唸りたくなる内容です。私が知っているネタは、生命保険の掛け捨て型と積立型のどちらを選ぶべきかを背後で天使と悪魔が言い争うという内容で、完全にファンになりました。

 正当な夫婦漫才って気がします。

#春日三球照代 #夫婦のじかん

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