水曜どうでしょう 写真集No2 （1600文字）
『水曜どうでしょう』は、北海道テレビ(UHB)制作のバラエティ深夜番組です。
現在は、毎週放送ではなくなっているようです。
で、この大ヒットローカル番組では、私の知る限り２冊の写真集（No1とNo2）を発売しています。
私はこの写真集の両方を持っていますが、今まで書棚に格納したまま手を触れないでいました。
同番組の本放送をほぼ全部観ていましたので、「写真集は記録として残しておけばいいや。」と思っていました。
今回、なんとなく写真集No2の方を見てみることにしました。これは、私の記憶の中で放送内容がどんどんあやふやになってきているので「どんなんだっけ？」と思ったのです。
パラパラと見ていて「これはっ！」と手が止まったのは、332ページの安田顕さんが空の牛乳びんを右手に持ってこっちを見ている写真でした。巻末にある「撮影メモ」によると『対決列島』で岩手県の小岩井農場で牛乳2リットルを飲み終えて全て嘔吐した後の姿です。『対決列島』は2001年だったのですね。
『対決列島』の企画は、ミスター（ミスターどうでしょう 鈴井さん）と大泉さんの「ミスター・チーム」と、藤村ディレクター（またの名を魔神）と安田顕さんの「チーム・びっくり人間」に分かれての対戦で、北海道から九州鹿児島県まで日本列島を縦断しつつ、行く先々の県で甘いもの早食い対決を繰り広げ、勝った方がその県の面積を得点として取得するもので、2チームで勝敗を競います。
万が一「ミスター・チーム」が負けた場合（きっと負けますが）、北米を流れるユーコン川をカヌーで下りながら沿岸でキャンプをしながら1週間過ごすことになります。
鈴井さんはキャンプが大嫌いであるのと、甘いものが苦手ということなのですが、万が一（億が一と言うべきかもしれません）「ミスター・チーム」が勝てばハワイでバカンスという夢のような賞品があります。
とはいっても、いつものとおり藤村ディレクターと嬉野ディレクターは、ユーコン川沿岸でキャンプすることを前提としていて、その序章の企画として「対決列島」を考えたようです。つまり、「ハワイでバカンス」はあくまで名目ってわけです。
藤村ディレクターは甘いものが大好きで、しかも早食いも得意。そこから「魔神」という二つ名を持つに至るという猛者（もさ）。「俺達が負けるわけねえだろう！」という気分ではじめた企画だということが、「対決列島」第1回で語られました。
なお、いつもの出演者である大泉さんと鈴井さんの他に今回は安田さんも参加しています。
これは、恐らくカメラ担当の嬉野ディレクターが甘いもの対決に参加すると撮影者がいなくなるからだと思われます。
安田さんは、この対決というか企画を危機にさらすキーパーソンかつ重要な助っ人になるんですが、なぜかユーコン川には同行しません（あっ、勝敗をほのめかしちゃいました。）。
写真は、岩手県小岩井農場での朝、牛乳と饅頭の早食い早飲み対決後の安田さんです。
安田さんは、対決第1戦の北海道函館市の「コーヒールームきくち」さんのソフトクリーム対決で2個目のソフトクリームを買って対決場に戻る途中（対決はバニラ、モカ、ミックスの3種のソフトクリームの早食いでした。）それを路上に落としてしまうという大チョンボをしているので、気合いが入っていました。さらに、安田さんは牛乳早飲みの特技を持っています。
で、その気合いが空回りしてしまい、「シャー」という音とともに飲んだ牛乳を嘔吐するという失態をおかした後の姿の写真です。
嘔吐の詳細は画面上はイラストの画像でピンポイントに隠されていました。この画像と大泉さんが別企画で搭乗したヘリコプターの飛行中の機内ででハヤシライスを嘔吐した画像をモザイクなしでいつかは見たいと思っています。
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