「ノー・ツー」のカウント やっと慣れたな (930文字)
野球は、私がルールを知っている数少ないボールゲームの一つです。
でも、野球経験はほとんどなし。その昔アニメ『巨人の星』を観たことがあるだけです。
ところで、かなり前からストライク・ボールのカウントの数え方が「先にストライク数、次にボール数」から「先にボール数、次にストライク数」に変わりました。
テレビ中継の場合は、画面の表示もこの順番になりました。
でも、かなり長い期間「先にストライク数、次にボール数」のカウント表示だったので、なかなか現行の数え方に修正できないでいました。
どうしても、初めの数字をストライク数として認識してしまいます。
よく考えてみると、打者は攻撃側なんですから、攻撃側に有利なカウントを先に数えるのは理にかなっています。尤も、サッカーもラグビーも攻撃と守備が頻繁に入れ代わるので、このような順番に関する錯覚はほとんどありません。試合をいくつかの部分に区分けし、その区分けの中では攻撃と守備が代わることなくプレーが継続するボール競技はクリケットとアメリカンフットボールがそうかも知れません(詳しくは分かりませんが)。
野球は、守備側である投手がボール保持し、投手がそのボールを投げることでプレーが動き出すという特異な形式なので、つい投手中心に考えてしまいます。
そのため投手に有利なストライク数を、打者に有利なボール数に先行して表示するというやり方はとても馴染みがよかったため、意識を修正する努力を怠っていました。
ところが、今日(2024年10月10日(木))YouTubeのショート動画で、江川投手対落合打者のシーンを聞きながら机の上を片付けていたときのことです。
実況アナウンサーが「ノー・ツー」と言うのを聞き、「さすが江川、落合を追い込んでいる。」と思ったことに、「はっ!」としました。
「ノー・ツー」というカウントを、「先にボール、次にストライク」というカウントの数え方で「ノーボール、ツーストライク」と無意識に捉えていました。
多く人はとっくに新しいカウントの数え方に慣れているのでしょうから「何を今更」と思われるかも知れませんが、非常に緩く訓練していても時間させ掛ければ身につくんだと思うと嬉しくて。