映画『ダイ・ハード3』 噴水での謎を解く
『ダイ・ハード3』は、主人公のマクレーン警部補(ブルース・ウィルス)と街の電気店を経営しているゼウスのコンビが、爆弾を使った脅迫犯サイモンと対決するアクション映画です。
この映画、冒頭から引き込まれる展開で実に面白いのですが、公園の噴水で爆弾解除するシーンのやり取りがまったく理解できませんでした。
この映画の前半部分は、犯人のサイモンと名乗る男がなぞなぞを出し、マクレーン達がそれを解いたら爆弾も解除される、ってことの繰り返しで展開していきます。
この公園の噴水シーンでもマクレーン達はサイモンの問題と格闘します。
サイモンの問題はこうです。
公園の噴水の上に、5ガロンと3ガロンの容器が一つずつ置いてあります。容器の一つに正確に4ガロンの水を入れて秤の上に置けば、爆弾のタイマーは止まります。制限時間は5分間。(ガロンは、gallon。英米などの液量単位で、米国標準ガロンは3.7853リットル。英国標準ガロンは4.546リットルです。)
映画ではこの答をはっきり言っていないので、どうやったのか自分なりに考えてみました。
答はこうです。
①5ガロンの容器に水をいっぱい入れ、その水を3ガロンの容器にこぼれないように移します。すると、5ガロンの容器には2ガロンの水が残ります。
②今度は、①で入れた3ガロンの容器の水を全部捨てて空にします。そして、5ガロンの容器の残った水(2ガロン)を全部また3ガロンの容器に移します。
③②で、3ガロンの容器に2ガロンの水を入れたため、3ガロンの容器には1ガロン分の空きができます。
④5ガロンの容器に水を一杯に入れて、③の3ガロンの容器(1ガロン分の空きがある)に水がこぼれないように入れると、5ガロンの容器に4ガロン分の水が残ります。
これを秤に載せると、時限爆弾のタイマーが停止します。
どうでしょう。
以上