「思想系芸人」って (971文字)
テレビ東京の『あちこちオードリー』(毎週水曜日午後11時06分〜11時55分放送)を毎週録画して観ています。
翌朝早く起きなければならないので、録画は仕方ないと割りきっています。本当は、放送時に観た方が番組の空気感というか印象の伝わり方がいいのでしょうが、仕方ありません。
先日の放送のゲストは、(1)平成ノブシコブシの吉村崇(よしむらたかし)さん、(2)マジカルラブリーの野田クリスタルさん、(3)ウエストランドの井口浩之さん、の3名でした。(以下、敬称を略します。)
この回は、予めアンケートに書いた各々のゲストの悩みを、占い師役の女性がさも占いで出たかのように語り、ゲストがその悩みを「当たっている!」と驚いて見せながら語るという内容でした。自分で書いた内容を語られて、それを驚いて見せるという茶番ですが、あたかも占いの内容を説明するという形なので、喋る方も観る方もすんない番組企画に同調できます。
そんな中、野田クリスタルの発した「思想系芸人」という言葉と、それに対する吉村崇の反応が素晴らしく、声を立てて笑いました。
番組進行はオードリーの二人なんですが、この二人が会話を引き出す技能も素晴らしく、あっという間に番組が終わりました。
この番組は、CMが入る時間帯が番組冒頭・中盤・終了頃とはっきりしているので、録画後にCMをカットする編集がしやすくて助かります。私はお笑い番組を録画したらCMをカットしてDVDに残しているのでこういう作りはとても編集時間の節約になります。
で、「思想系芸人」ですが、話の内容からすると「宗教指導者的芸人」と言った方がよりしっくりくるような感じがしました。
宗教も思想も非常に近い部分がありそうなのですが、宗教というと既存の宗教団体からの反発がありそうですし、カルト教団による犯罪行為の被害者の方々もおられるので宗教という用語の使用を回避したのかもしれません。
もしそうなら、こういう用語の選択って誰か演出家が付いていて指示されるのだろうと思います。
コントトリオの東京03の売り出しにもお笑い作家さんの演出があったそうですから、他のお笑い芸人さん達もそうしているでしょう。
とにかく、面白く視聴しました。
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