都知事選終わりましたね。 (887文字)
東京都の有権者以外には何の関係もない選挙でしたが、テレビでもYOUTUBE動画でも「都知事選挙を振り返る」的なものが多いですね。
その振り返る内容は、専ら蓮舫さんの得票数の少なさに集中しており、その集票力のなさを主観的に論評するものが多くてへきへきします。
蓮舫さん集票力が予想より低かったのは、①「中立の立場で」と言いながら特定の政党と組んでいたらしかったから。②「代案を出さない批判勢力」でしかなかったことが都民にいい印象を与えなかったから。③特定の勢力が担ぐ神輿(みこし)に乗っているが、その神輿が暴走しがちだったから。④明らかな公職選挙法違反と思われる言動をしていたから。⑤「どうせ国政が自分の居場所だと思っているんでしょ。」と都民に受け取られ本気で都知事選に出馬していないとみなされてしまったから。⑥都の有権者は現都知事に大きな不満がなかったから。といったものだろうと思います。
この中で現在最も注目されているのは④の公職選挙法違反で、今までのように見逃されるのかどうかに国民の関心が集中しているように思います。
今回の選挙の当選者を含めた得票数で上位3者は被告人になる可能性を大きく持っているので、余計に関心が高まります。
法律に違反しているかどうかは、客観的な事実によって定まりますから、国民の関心の度合いの高いことを報道するというのであれば、高い客観性を維持しながら該当事実を集めて論ずるというのがジャーナリズム(journalisum 新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどで時事的な問題の報道・解説・批評などを行う活動。また、その事業・組織。)のあるべき姿であろうと思います。
主観を基に報道するというのは、報道として無価値です。
かつて、松本サリン事件で被害者を犯人として報道したことがありましたが、あれも捜査機関からの発表やリークを盲信し、調査報道を怠ったことが原因で、メディアがもしあのときのことを恥じているのであれば、今回正統派評論者面して主観でものをいうなどできないのではないか、と考えます。