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映画『ミッドナイトラン』からのテレビ番組『クライム・ストーリー』 (682文字)

 先日NHKBSで映画『ミッドナイトラン』(ロバート・デ・ニーロ主演)を放送していました。
 録画して楽しく観ていたのですが、主人公の因縁の敵マフィアのボスであるジミー・セラノを見て既視感を覚えました。

 調べてみたら、このジミー・セラノ役の俳優はデニス・ファリーナでかつてテレビドラマ『クライム・ストーリー』の主役でした。
 このドラマは題名のとおり犯罪ドラマなんですが、ものすごく記憶に残っているのが最終回での適役の若いギャング2名の最期のシーンです。彼らはクルマで砂漠を逃走し、口々に刑事役のデニス・ファリーナへの復讐を誓っていました。でも、そこは核実験場で、彼らは立入禁止区域に侵入していたのです。そして、核実験が行われ、番組は終了しました。

 「こんな終わり方ってある?」と思いましたが、「悪の成敗はこんなんでもいいか。」という気持ちも湧いてきて、この斬新な終わりかたを受け入れました。

 映画『ミッドナイトラン』が1988年の映画で、テレビドラマ『クライム・ストーリー』が1986年から1988年の放送ですから、デニス・ファリーナはほぼ同じ年齢だったわけです。まぁ、既視感を覚えても不思議はないですね。

 なお、ミッドナイトランっていうから、私はてっきり深夜の逃走物語みたいなイメージで観ていたのですが、それにしては真昼間のシーンもありました。「おかしいな」と思い調べてみたら、ミッドナイトランは「一晩で終わる簡単な仕事」という意味のスラング(slang 俗語)でもあるんですね。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #ミッドナイトラン #クライムストーリー


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