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『第三次世界大戦』という言葉が踊るメディア

 ハマスがイスラエルを攻撃して以来、「第三次世界対戦がはじまるか?」というような憶測報道をよく見かけます。
 あの紛争地区を中心に戦火が拡大する可能性はあるでしょうが、第三次世界大戦が勃発すると予想できる根拠はなんなのでしょう。
 地域紛争が起これば必ずその戦火が世界に拡大するというわけではないと思うので、地域紛争が限定的でなくなると報道する者にはそれなりの根拠があると思いますが、あまり詳しく説明してくれません。
 私見ですが、中東戦争のときが第二次大戦後最も大規模戦争に発展しそうに思われました。日本の報道は、あまり中東戦争に関心があったとは言えなかったようですが。

 また、現在日本ではガザ地区にいる民間人被害のことをしきりに心配している報道が多いように思われますが、シリアで民間人に対して生物兵器が使われたと言われたとき、日本のメディアはそれほど関心を示さなかったような印象ですが、違うでしょうか。

 それに、PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長に贈られたノーベル平和賞は、残念ながらその後のパレスチナ情勢の平和にあまり効力を発揮しなかったようです。ノーベル平和賞は平和に貢献したというより、平和っぽい空気を出したことに贈られるように思えて仕方ありません。

 ソ連崩壊時に世界に拡散した旧ソ連の核技術をハマスが持っていたら、また、逆にイスラエルが核を使ったら、と思うと怖くなります。

以上

 

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