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アニメ『巨人の星』にみる野球のイメージ

 先日、アニメ『巨人の星』について書きましたが、そのあとで思ったことがあるので続編的に書いてみます。

 『巨人の星』における野球は、投手と打者との勝負で、野手というのは脇役というか投手の補助者みたいな扱いでした。
 星飛雄馬が魔球を投げ、それを打者がいかに打ち崩すかというのが見せ場になります。
 でも、野球は団体スポーツで、守備の9名には各々見せ場があります。NHKBSの『球辞苑』を観ると、野手の守備にはポジションごとに各々能力もあれば工夫もあることが語られますが、いちいち「なるほど」と思います。

 でも、『巨人の星』を観ているときはそうではありませんでした。「野球をするなら投手しかない。」と思っていました。しかも投手は先発でないといけません。『巨人の星』には、押さえ(今はクローザーですね。)などいませんでしたし、中継ぎ投手というのは、「先発投手になれなかった残念な投手」というイメージでした。

 今から省(かえり)みると、『巨人の星』は、野球の楽しさを伝えてくれましたが、一方で非常に偏った見方も教えられたように思います。

 以上

#巨人の星 #球辞苑

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