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えいちゃん イメージの上書き(503文字)
ここに書く小説のことは以前にも書いたのですが、もう一回書きます。
矢沢永吉さんの愛称は「永ちゃん」です。これは皆様ご存知ですね。
この何十年間、私も「えいちゃん」と言えば「矢沢永吉」と思っていました。それ以外は考えられないくらいでした。
それが、万城目学(まきめまなぶ)さんの『八月の御所グラウンド』を読んで以来、私の中の「えいちゃん」は故澤村榮治さんに上書きされてしまいました。
澤村さんのことを「えいちゃん」と呼ぶことに恐れ多さを感じないわけではありませんが、なにしろ『八月の御所グラウンド』でそのように呼称されているというか自称していますから心強いです。
そうそう、「えいちゃん」が澤村榮治さんだというのは、小説内では主人公が推測しているだけです。でも、澤村さんだと思いますが。
私の買った本には、もう一作品あってそれは『十二月の都大路上下ル』という短編です。(なお、上下ルは、カケルと読むようルビが振られています。) この作品にも歴史上の集団がうっすら登場します。
その集団と澤村榮治が登場したら、そらその小説を買うし読みますって。しかも、おもしろかったし。