梅雨の時期は体調面も、精神面も本調子ではありません。先生方、無茶はダメですよ。
学校の先生をしている夫です。
梅雨の時期は何とも重たい空気ですね。
帰りの時間帯の小学生もいつもは走って帰っていくようですが、
長靴を履いて、傘を片手に、歩みはゆっくり・・・
晴れの日に比べれば、辺りが暗くなる時刻も早まり、どこか寂し気なランドセルを背負う姿のように私は感じます。
気温の乱高下もあれば、低気圧の影響もあり、何よりも、この湿度の高さ!梅雨明けが待ち遠しい季節です。
先日、夫がいつも通っているメンタルクリニックに行ってきました。
学校の仕事が終わってから通うクリニックですので、遅い時間帯に診察をしてもらっているようです。
診察の予約時刻は毎回、同じにしているようです。
もう数年、通っているクリニックですから、夫の動きもルーティン化しています。
初回の診察のときも、
「クリニックまでついていこうか?」と聞いた私に対し、
「会社休んでもらってまでついて来なくても大丈夫だよ。」と話した夫でした。
診察日も普段通りに会社に通勤した私でしたが、正直、夫が自分の足で帰宅するか、不安でした。
その日、帰宅したとき、「お帰りなさい」といってくれた夫の姿を見て、安心したことは言うまでもありません。
それ以降も私は夫の診察に付き添ったことがないので、クリニックの様子は知りません。
クリニックに行った日は、帰宅後、クリニックの様子を話す夫です。
「今日はかなり混んでいたな。」
「あまり待たされずに診察してもらえた。」
診察後の夫が自宅に帰ってくる時間帯を見ると、クリニックの混雑具合が何となくわかるようになりました。
患者さんの数は季節の要因もあるように感じられます。
多いのが、この梅雨時。
それから、10~11月の風が冷たさを感じ始める時期。
何といっても多いのは、年度末を迎える2~4月頃。
それだけ季節や社会の変化が激しくなる頃、
体調面だけでなく、ストレスや不安からくる精神的な面でクリニックに通う方が多いように思います。
学校の先生方といっても、人間ですから、状況は同じみたい。
夫の周りでも、精神面からくる体調不良で、何人か休職された先生がいらっしゃるそうです。
精神的に辛さを感じる要因として、学校の先生方の性格にもあると、夫は話します。
学校の先生の多くの方の性格として、
・まず、真面目。(私からすると、生真面目です。)
・責任感が強い。(担任の代わりはいない、と考える方も多いようです。)
・多少の体調の悪さでも、無理をしてしまいがち。(同前述)
・上手く休むことができない。(オン/オフの切り替えが会社員に比べ、苦手なようです。)
・(悪い意味で)ズルいことができない。(ズル賢い考え方は敵だ!のように考えている方も多いんじゃないかな?)
・無理どころか、無茶をする。(「子どものため」のことばを自制できないことも多いように感じます。)
といったことが挙げられます。
※私の私見でしかありませんが。
※※私が見る夫の性格です。周りの先生方にも当てはまる方が多い気がします。
丁度、この梅雨の時期は、3月まで休職された方が4月に復帰され、疲労が蓄積されてくる頃なんだとか。
ここまで休んだのだから、心機一転、新学期から全力で行きます!のように話す先生もいらっしゃるようです。
4,5月は何とか持ちこたえるものの、6月になると気候の変化も重なり、休まれる、という先生もいらっしゃるそうです。
場合によっては、そこからまた休職される方もいるそうです。
そんなに無茶をされなくてもいいんですよ、と私は思いますが、「そんなことはない、私は出来ます。」とボロボロになっても話す先生もいらっしゃるそうです。
毎日、お忙しい先生方へ。
身体も心も健康でいてこそ、子ども達も学校生活を楽しく過ごすことができます。
子ども達にかける、「無理しちゃだめだよ。」ということば、
そのままご自分にもかけてください。
2,3日、休まれてお元気になられるのでしたら、それでいいじゃないですか?
そこで無茶をされて、それからずっと会えない方が子ども達は辛いですよ。
先生との時間は、
小学校なら6年、
中学校・高等学校なら3年
の時間しかない、限りあるものですから。
その時々が子ども達の未来に残る、何らかのことがあることでしょう。
ちょっとだけでいいんです、
駆け足な毎日から歩みを止めて、深呼吸してみませんか?
無茶をされて、休職となっても喜ぶ人はいません。
夫が病んだとき、夫も苦しかったことは分かりますが、
私も辛かった。
・・・初めて、こんなこと言いました。
先生だけの身体ではないんです。
ご家族もいらっしゃることでしょうし、学校の子ども達もいます。
待っている多くの方々のためにも、
先生、無茶しないでください。