リア友と繋がるSNSが大嫌い
現代の人たちは、SNSと聞くと真っ先に何を思い浮かべるだろうか。LINEやX、Instagram、動画系だとYouTubeやTikTokなどになるのだろうか。30歳半ばの私はタイトルの通り、リア友の近況を知るSNSが大嫌いだ。嫌いすぎて数か月前、大して利用してもいなかったFacebookを退会した。Instagramに至ってはアカウントを持っていない。LINEはほぼ身内としか交わさないし、以前断捨離をして距離を置きたい人は一掃した。
唐突な友人面
ここで言うリア友とは、いわゆる地元の知り合いがメインだ。学校が同じだった、家が比較的近かったなど、当時そんなに親しくしていたわけでもない、それなのになぜか歳を重ねて、どこかのSNSで繋がると急に友人面をされる。
元気にしてた?今どこに住んでるの?結婚した?子どもは?
は、ダルすぎる。相手が興味本位で聞いてきていることが丸わかりだから、余計に関わりたくないと思う。知ってどうするのか?世間話をするのか、思い出話に花を咲かせるのか。そもそもあなたとの思い出なんて、かなり頑張って思い出さないと浮かんでこないけど。
何かしらでマウントを取りたい人が多い
こうやって絡んでくる人は、大抵人生順風満帆な人が多い。最近家を買った、会社を立ち上げた、子どもが生まれたなど。誰かに話したくて仕方ないのだ。その誰かは多分、親しくない人ほどパンチが効く。あの人が、アイツが、と思わせたらもう勝ちみたいな。
私生活をさらけ出す先に何がある
ハッシュタグをなんぼもつけて、写真を加工して「今日は人生で最高の一日だった!」みたいな投稿を見るたびに思う。それ他人に共有してどうするのかなって。もう自分の中で「最高」って結論が出ているんだから、周りは「良かったね!」くらいしか反応できなくない?
でも知ってる。別に反応が欲しくて投稿してるわけじゃないって、みんな言うんだよね。じゃあ何だろう。幸せのおすそわけ(笑)ってやつかな。
SNSだから見たくなきゃ見なければいい。そうだね。だから私は身元が明記されているSNSを絶った。だから言わせてもらう。本当にそんな、人生で最高の一日なんていうのがあったら、スマホをポチポチして写真あげたり文章書いたりしないって。言語化していけばいくほど、その記憶が薄っぺらくなっていく気がするから。それは私の文章力の無さもあるかもしれないが。
そもそもSNSをやっているのは
個人的にSNSを利用しているのは、同じ趣味の繋がりを持ちたいというところが大きい。特に私の場合はゲーム。今はプレイする時間があまり取れないので、Xで公式情報や友人のプレイ感想などを見ている。
はっきり言ってリア友の日常をSNSで見る楽しさが全く分からない。特にInstagramでは、それをわざわざ見て傷ついている人までいるようだ。何かを競い合うように、せっせと壮大な投稿をしている姿を見ては「すごい世界だ」と思っている。一体何が彼らを駆り立てるのか。今は少し廃れた気もする「承認欲求」というやつだろうか。
親の世代は年賀状
さらに私の親世代は孫自慢まで派生してくるようで、相当鬱陶しいようだ。母は律儀に年賀状を書く人間だが、自身の話しか書かないようにしているらしい。体調、仕事、旅行の話など。そして年明け、子どもやその孫が〇〇中学に受かったなどの出来事を書いてくる知り合いを罵っている。
母の口癖は「あなたの子どもや孫に興味はない。あなた自身は一年どう過ごしてきたかって聞いてんの」だ。
そういう人たちは、子どもや孫のことも自身の生活の一部なのかもしれない。でもそうだったとしても、書き方としてこうはならないと思う。結局ステータスなんだよなって。「出来のいい身内を持った私」をアピールしたくて仕方のない女たち。古来よりあった旦那自慢の延長みたいなもんか。
綺麗ごとじゃなく
とにかく今や人の生活やらがSNSで簡単に垣間見える時代なもんだから、ついつい同世代を見て「ふーん」なんて思いながら、実は超焦ってる人って多いんじゃないかと思う。私にもそういう時がもちろんあった。
就職、結婚、出産、家買った(建てた)・・・。
気にしないようにしていても、嫌でも目に入るからある意味毒。当然相手はこちらへ気なんて遣ってくれない。お構いなしのリア充パンチの威力はデカい。だからうまいことかわすために自衛が大事。
そんなわけでSNSからどんどん足を洗っている私のお話でした。