子育てってどう?と聞かれたら
我が子が産まれて5カ月が過ぎた。私も母になって5カ月。何となく一日のペースを掴みながら、適当に離乳食を始めてみたりのんびりマイペースな生活を送っている。きっちりとした起床・就寝時間も決めていないし、子育て支援センターへ足繫く通ったりもしていない。真面目なお母さんからしたら信じられないだろう。
私の周りにはタイトルのようなことを聞いてくる人間はいないのですが、いま私が聞かれたらこういう話をするかな、っていう内容です。
ネットの情報が多すぎる
当然だけどマメな人ほどちゃんと色々調べると思う。だけど調べても調べても、目の前にいる我が子には通用しないことの方が圧倒的に多い。それは子どもが泣き止む音楽だとか、夜寝てくれるルーティンだとかあらゆる方法が載っているわけだけど、それで上手くいけばラッキーくらいな話。この情報だけが最後の頼みの綱だったのに!ってなると、確実に病む。
ある程度の諦めが必要
「何で泣き止んでくれないの?」「何で寝てくれないの?」誰しもが思う。お腹すいたかな?おむつ濡れてるかな?汗かいちゃったかな?もう王室レベルの接待をしてもダメなときはダメ。特に2カ月くらいまではよくわからんけど泣いてる状況が多かった。そりゃこちらも人間なので、どんな時も海のような広い心を持って接することは不可能。何やってもダメなときは距離を置く。一緒にいるとイライラの蓄積で優しくなれないから。
自己判断せず困ったら専門医
今のところ予防接種でお世話になっている小児科と、整形外科へお世話になった。乳児湿疹が暑くなりだした頃から出ていて、ちょっとひどくなったなと思ったタイミングで小児科へ。月齢からしても乾燥からくる湿疹の可能性が高かったが、まずは診てもらうのが一番と判断。ステロイドや白色ワセリンを処方してもらい、今も続けていてだいぶ落ち着いた。市販の保湿剤よりも確実なので、湿疹に困っている方は受診をオススメしたい。
整形外科は少し前、寝がえりの拍子に腕を変な風に捻ってしまったのか?ぶわっと泣き出して、痛がってる感じだったので受診。この整形外科を探すのに一苦労。私自身が整形外科にお世話になったことがないのと、土地勘がないため最寄りの病院が全く分からず。小児科へ電話すると「その症状だと整形外科だねぇ」と言われ、それもそうかと思い直して教えてもらった病院へ電話すると、紹介状がないと診察できないと言われてしまった。とりあえず近くの整形外科へダメ元で症状などを伝えると、予約制ではないから順番に診察できますよと言ってもらえて、すぐにタクシーを呼ぶ。もう夕方だったので時間的にもギリギリだった。
私はすっぴんにマスクをして、抱っこ紐に子どもをのせてタクシーへ。タクシーのおじいちゃんに「子どもはよくあるよ、大丈夫。すぐ治るよぉ」と声を掛けてもらいちょっとホッとしながら病院へ。割とすぐに診察してもらえて、先生に腕をちょちょいと捻られるとまたギャン泣き。外れてはなさそうだけど、とりあえずレントゲン撮っておこうねってことでレントゲン室へ。診察台に対して小さすぎて何だか可笑しくて、でも本人は不安そう(そりゃそうだ)結果、骨には異常なく、恐らく腕が引っ張られたときに一瞬外れてしまったのではないかとのことだった。次の日になっても全然動かしたく無さそうだったりしたらまた来てね、と言われたけど、その日の夜からちょっ
とずつ動かしていたので様子見することにした。
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自分自身のことだったら「次の休みに病院行ってみるかぁ」くらいのノリでいいんだけど、子どものことだと誰でも焦ると思う。しかもまだ言葉で痛いとか、かゆいとか、伝えられないじゃない。だから泣くしかないわけで。この泣きがさらに焦りを助長するんだけど、大丈夫。絶対に診てくれる病院はあるから。もう無理!ってなったら、小児救急もあるからね。
総合的な話
ここ数年は一年のスピードがめちゃくちゃ速く「あれ、もう年末か」みたいな感覚だったんだけど、子どもが生まれて明らかに時間の流れがゆっくりになった。常に早く大きくなって欲しい気持ち vs この可愛らしい時期でいて欲しい気持ちのせめぎ合いだけど、どちらかといえば前者。言葉を喋り出すと本当に面白いよ、という母の言葉を信じて一日一日を過ごしています。
そして簡単な話、面倒だなと思うことも多いんだけど、それ以上の経験を積ませてもらっている。新しい世界へ飛び込んでいくことが苦手な私にとって、半ば強制的に入って来る知識は知らないことばかり。兄弟もいない、子持ちの知り合いもいない、圧倒的に何かを聞ける人が周りにいない私にとって頼れる人は誰か?それが自分だと自信を持って言えるよう、日々精進。でも根詰めすぎると周りが見えなくなるところがあるから、そこは旦那にストッパーになってもらう。
子育てはとにかく大変なことばかりでイライラしているイメージだった。でも自分自身も記憶はないけれど「こうやって育ててもらったんだ」と思うと、心がジーンとするというか、本当にお母さん、お父さん、ありがとうの気持ちしか湧いてこない。
その気持ちを持たせてくれた我が子に、また「ありがとう」。