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興味深かった動画。ロシアとウクライナから日本に繋がる話。
勉強になりました。
ヨーロッパの国際関係を研究している政治学者の東野さんという方が、ウクライナを中心としたアメリカやロシアの国際情勢について解説しています。
動画の内容をメモしました。
トランプさんは周りを取り巻く人々にも影響される。それは例えば国務長官になるルビオさん。彼はウクライナを支援しなければならない、と言っている。時期国防長官などは必ずしもウクライナにシンパシーを持っていない。どうするかは最終的にトランプさんが決める
もしかしたらウクライナに領土的な妥協を強いることによって、戦争を終わらせようとしているかもしれない
ウクライナで領土的な妥協は、やぶさかではないと答えた人は32%だった。しかし皆が皆、同じ領土の大きさをイメージしているわけではない。そして過半数の人が絶対に妥協できないと言っている。
ウクライナの大統領選にCIAが介入して世論を作っるような介入が、全くなかったとは言えない。一方、ヨーロッパ諸国が声明を出すだけでもロシアにとっては介入だと解釈する人もいる。何を介入とするかは検証が必要だ。
ヨーロッパ諸国やアメリカが積極的に介入して、カラー革命(暴力を伴わない民主化運動)を起こさせたとロシアは主張しているが、私(東野)は自発的な部分が多分にあったと思う。
私は、ジョージアのバラ革命を、ウクライナのオレンジ革命も知りませんでした。。
ヨーロッパ諸国は、トランプをうまく持ち上げて、問題を解決してもらう手腕が必要だ。
トランプさんは、おそらくウクライナにNATOの加盟を諦めさせ、ロシアに納得してもらって戦争をやめさせたいのでは。
ウクライナは、ロシアは停戦協定があっても、それを守らないだろうと見ている。将来的な最新力を防ぐためにNATOに入りたい。NATOも諦め、領土も諦めるのでは解決にならない。
トランプさんが無理矢理降伏させる可能性がないわけではない。
ただ、バイデン政権が終わって喜んでいるウクライナ人もいる。なぜなら、兵器は提供してもらえるけれども、それを限定的にしか使えなかったから。もし長射程兵器が使えたら、ロシアの軍事拠点を攻撃できる。
その後バイデン政権は使用を認めた。
トランプがウクライナ人の期待に答えるのかは不確実である。
ロシアもウクライナも、トランプだったらもっと交渉できる、うまく自分の側に引き込めるかもしれないと思っている。
あるべき結果と現実的な結果は違うだろう。
あるべき結果は、ウクライナが主権と独立時の領土的一体を確保すること。現実的には、領土的妥協はあるだろう。
ただ、ウクライナが強靭性を取り戻すには、NATOに入っておくしかない。
ヨーロッパ諸国はウクライナの加盟を歓迎しているのかと言うと、国によって違う。
ロシアの近隣諸国にNATOに入れてあげるべきだと考えている。
反対しているのは、アメリカとドイツ。
ドイツの国防省は、ロシアは5年から7年の間にNATO諸国を攻撃できる軍事力を身に付けてしまうだろうと言っている。
ウクライナのNATO加盟は間近には迫っていなかった。むしろロシアのおかげで、ウクライナはNATOに近づけた。
もしウクライナがNATOに加盟すればロシアを怒らせることになってしまう。ドイツのショルツ首相はロシアをカンカンに怒らせた状態では自分たちの安全を保障できないと考えている。
最終的に、ウクライナが選択して加盟しなければならない。
どんなに間違ったことが行われていても、72時間に占領されてしまっていたら、日本も含めみんな諦めてしまっただろう。
しかし、他国の侵略は許されてはならない。それは国連憲章違反だ。
結局、自分たちで軍事力を強めて、防衛費を上げて、核武装しないと、この世の中は結局、軍事力を持っている人が好き勝手できる。
その場合は抑止力が大事。
あの国に侵略しても、ろくなことにならないと思わせることが大事。何かあったらやり返すという鎧を着ておかないと将来的な侵略が防げない。
中国と台湾の関係も然り
悪しき前例を作らないことが大事だ。
中国は今ロシアの後ろ盾になっている。より中国が強くなるかもしれない。それでもいいのか。 だから、日本もアメリカの説得に一役買える。諦めず交渉する。それが外交であり、国際政治の役割。
北朝鮮が参戦してきた。
北朝鮮とロシアは助け合うパートナーシップ条約が結ばれた。
ロシアで、戦争の経験を積んだ北朝鮮の兵士が東アジアで何をしようとしているのか。
韓国では、脅威認識が高まっている。
日本は、特に九州や沖縄は近隣諸国に近い。
日本にとって最良の策は支援を続けていくこと。ロシアも中国も北朝鮮も勝たせてはいけないから。
そこに繋がるのか!と思いました。うーん。他人事ではないんですね。
お話をされていた東野さんが関わっている本です。面白そう。