今日はドイツで一番大事な日、なんですけど。
ドイツのクリスマスで一番大事な日は、24日の夜であろう。聖なる夜と言われている。
日本ではクリスマスといえば25日だが。
24日は閉まってるところもあるが、お店はだいたい夕方まで開いてる。最後の買い出しの時間だ。そして25日は祝日。街は静まり返る。
日本のようなパーティーの雰囲気ではない。正月のように、家族や親戚と過ごす時間となる。
一緒に過ごす人がいなければ地獄となる。
しかし私は日本人なので、24日は1人で過ごすのでもよかろうと思った。子供たちは父親の希望もあり、あちらで過ごしてもらうことにした。
でもちょっと寂しいかな。
そこで日本の友達を呼び出して、グダグダと話をしながら片付けをした。見て見ぬふりをしているものが多すぎる。
コードの塊が1箱出来上がったのだが、それ以前のコードの塊が袋に一杯入っていた。
デジカメは今後使うだろうか。デジタルビデオは使うだろうか。録音機とか何のためにいるんだ。電子機器は処分に困る。
カメルーンに行った時のお金とかどうしよう。もう二度と行くことはないだろうに。
本当は何もいらないのに、なんで何もかもあるんだろう。しばし呆然。例のごとくまた力尽きてしまった。
今日はクリスマスイブだぞ。
午前中はしかし、ちょっと読書をした。私は移動中、バスや電車の中で座って本を読むのに集中できる。今読んでる本はこちら。
最近独りビジネスの自動化に興味津々なのだ。まだ、よく分かっていないが、メールなどで自動的に案内が行くようにし、売るコンテンツはデジタルで、決済もオンラインという仕組みを作ることらしい。
こちらの本は、以前読んだ別の本に比べると、女性ならではの優しい語り口で、比較的分かりやすく書かれていると思う。ただ私には知らない名前のサービスが多く、もうちょっと色々読み込まないとしっくり理解できないな。
私はドイツで一番大事な日に、こんな本を読みながら、中古でグレッグのダメ日記の19巻を売ってくれるという家族のところへ行って、息子が好きな本をゲットした。一度だけしてか読んでらしいので、ほぼ新品である。その方の持ち主であった女の子は、私が差し出した10ユーロを見て、頬を緩め、パッと掴んだ。
クリスマスのプレゼントになってしまったが、どちらにしても買うことになっていたので、中古でよかろう。
次に本屋に行って、次男のためにサッカーの本を買った。そこは本屋に行くんかい!と自分に突っ込んだが、一人にだけ本をプレゼントするのもおかしいので致し方ない。
モミの木は重たいので、花屋で片手で持って運べる植木の小さいもみの木みたいなやつを買った。
これで明日、子供達が帰ってきても、どうにかなるだろう。ちなみにプレゼントは本だけではなくて、サンタからのプレゼントも届いている。今回は親戚のおじさんが送ってくれたので、私が2つ用意しなくて済んだ。ホッとした。
お父さんの家に行く前に、長男に「もみの木は買った方がいいか」と聞いたら、プレゼントさえあれば別に他はいらないと言われてしまった。
なんだか寂しい気分になった。
全てにおいて雰囲気が大事なのだ。幸せな雰囲気。楽しい雰囲気。それらは天から降ってこない。自分で作らないといけないんだ!
メリークリスマス!