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ベルリンの映画館が小さい子供を招待する「スズメ映画館」に行きたい。

皆さんこんにちは。ベルリンの人、イドアモンです。
今私は子供たちを映画館に連れて行くことに奮闘しています。子供たちというのは、私が勤めている保育園の子供たちのことです。
「ねぇねぇいつまた雀映画館に行くの?」
とある日女の子が私に聞いてきました。
「すずめ映画館?みんなで映画館に行ったことあるの」
と聞くと
「あるよー」
という返事が返ってきました。調べたところ、スズメ映画館というのは、映画館の名前ではなくて、小さな子供たちを招待するプログラムの名前でした。
保育園の近くの映画館もそのプログラムに参加していました。4歳以上の子供を対象としており月に1つのプログラムが組まれています。3つのショートアニメーションで編成されており、約40分の上映時間です。ベルリン市内の様々な映画館が参加しており、月に1度、そのスズメ映画館の日が決まっていました。
近所の映画館の今月の上演日は来週の木曜日電話でした。問い合わせたところ、10時からはもう席が埋まっていたのですが、11時15分からはまだ40席空いてるということでした。しかし
「じゃあ映画館に行きましょう」
ということにはなりません。なぜなら保育園の方針で、このような映画館に行くことは、子供が学べるプロジェクトの一環に組み込まれていないといけないのです。
そして私は考えました。1月の朝の会の話題は冬、雪、氷。ちょうど昨日雪が降ったので、子供たちは今日、我先にとどのように雪で遊んだかを報告してくれました。大人である私はそこに「じゃあ雪や降りて何ができるの?」とか「冬の間も元気な動物ってなんだろう」などと若干誘導的な質問していきます。そして「素晴らしい冬」プロジェクトをでっちあげ、、じゃなかった、作り上げることにしました。
そして、そのプロジェクトの一環として、冬にちなんだ映画が上映されるから、このスズメ映画館に子供たちを連れて行こう!と、理由づけたのです。
園長に恐る恐る伺いを立てたところ、園長から秒でいろいろな提案、例えば段ボールなどでかまくらを作るとか、氷を作るとか、髭剃りムースで雪を作る?など、アイデアをいただきまして、映画館行きもオッケーもらいました。やったね!
後は人数誰が参加するか、何人参加するかを調べて予約すれば良いのですが、ここでまた気を揉むんです。
「なんでうちの子供はいけないんだ!そんな話は聞いてない!」
と、子供の親が苦情を言う、恐るべき事態を避けなければなりません。ですから12人程度で行きたいところを、一応4歳以上の映画なので、4歳以上の子供全員に行くか行かないか聞いてみなければならないのです。
さて、今、私の保育園はまた病欠と休暇で恐ろしく人がおらず、勝手にもう1人の同僚と話を進めている私です。戻ってきた同僚たちがブーブーピーピー言わないと思いますけど。。
とにかく映画館に行けるよう、着々と事務作業をしていきます。

無事に行けたら、また報告します。

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