メンテナンス契約について

ほとんどのエレベーターはエレベーター保守会社と点検契約を結んで定期的な点検、保全業務、24時間対応の故障対応、年に1度の行政報告を委託しています。
その契約パターンとして大きくは2種類で
FM契約(フルメンテナンス)とPOG(”P”パーツ、”O”オイル、”G”グリス)契約に分かれていて、劣化した部品代も月額の料金に含まれていてお任せで安心なのがFM契約で、部品代は別途だけど、月額料金は安い、でもある年数を経過したら高額な部品交換見積が提示されその都度検討して頭を悩ませる事になる・・・。よく”どちらがお得なんですか?”と聞かれるのですが、いつもパッと答えれれないのがこのテーマなんです。
(FM契約にした方がいい考え方)
来るべき10年後にむけて今から部品代をコツコツと貯めていき不具合が起きても業者に任しているのだからなんとかしてくれるだろうから安心だ。突発的な出費もないしいろんな修繕計画も立てやすい。だから最低でもむこう10~15年は所有、管理していこう・・・。
→官公庁、分譲マンションに多い。

(POG契約にした方がいい考え方)
出来るだけランニングコストを落としたい、変化が激しい環境なので物件もいつ手放すか分からないし、今現在の収益が重要であり数年先まで所有する考えはない。故障、事故があると賃料、入居率が下がり所有者責任も問われるので本当に必要な修繕とは?を提示された部品交換見積を検討しながら効率よく管理運営をしていく・・・。
→民間賃貸、収益型マンション、民泊マンション、ビル、小中規模商業施設に多い。

皆さんの所有目的、環境、考え方によるのでどっちがどうとは言い切れなのですが、ちょっとした目安にしてください。

エレベーターマネージメントは皆さんのお困りごとを解決に導きます。
ホームページはこちら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?