雨に多いエレベーター故障例②
今週から毎日雨が続いていると思ったらやはり梅雨入りしましたね。
台風の影響で明日は大雨警報らしくJRは計画運休です。
エレベーターは電気機器なので雨は天敵です。特に制御盤と巻上機は人間でいう頭と心臓みたいなもので、それが最下階(1階が多い)の床下にピットスペースに設置されているのが最新型でマシンルームレス型といいます。
従来の屋上にエレベーター機械室がなく、機器がコンパクトでかごが上下する昇降路スペースの中にすべて収まっています。
大雨で玄関から侵入してきた水がエレベーター乗場に浸水して制御盤、巻上機にかかってしまう故障が多発するのがこの時期で完全に水没するケースとなると全取替となり数百万円!!!機器手配納期半年とか。その間エレベーターの使用はできません。
当然、保険対応で修理代は賄えますが半年間利用不可となると入居者にとってはかなりキツイでしょうから仕方ないとはいえ、顧客満足度はダウンしてしまうでしょう。
一番の最新型は浸水管制運転付となっていて巻上機、制御盤共に少しピット床面から上がった位置(1階床面ぐらいの高さ)についていて、水が浸水したら最下階に着床しなくなりダメージを受けないようになっています。
あとメーカーによっては、制御盤、巻上機が最上階についている機種もあります。ご自身所有のエレベーターはどこのメーカーのいつくらいの年代機種で制御盤と巻上機はどこについているのか確認される事をお勧めします。
誰に聞いたら?どう調べたらよいか分からない等でどうしても確認したいならエレベーターマネージメントまでお問い合わせください。